目次
罪なきものたち
ＡＲＢＯＳ（ＡＲＢＯＳ；水際にて ほか）
遠い水の物語（そして、言葉はからだになった；茶色のおとぎばなし ほか）
黒テントにとどけられた冬の図（唄は村祭りを遠ざかり；木橋はここで途絶え ほか）
あどけない帰郷（厳冬を軍艦は出てゆき；三月の岸に棄てられたものに ほか）
産立ち（産立ち；水はしずかに ほか）
舟もなく（うたはそこに記され；一の瀬川の伝説 ほか）
壁、太陽とこどものある情景
著者等紹介
山崎佳代子［ヤマサキカヨコ］
１９５６年生まれ、静岡市に育つ
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感想・レビュー
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n_kurita
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「青い闇」という言葉がすでにこの時点で多用されている。山崎さんにとって象徴的な表現なのだろうか？また、水のイメージが全体に通底している。鳥を始めとする動物もそうだ。自然と人と動物と、そして戦争。戦争に関しても直接的な表現はなく、曖昧であるのに読む者へ傷ついた人々のイメージを喚起させる。山崎さんは「詩はいつもそこにある。自分はそこにある詩を掬い取っているだけ」とおっしゃる。本当にそんなイメージだ。これが詩人なのか…2025/10/08
