内容説明
選んでいるのはどちらなのか?わたしたちは彼/彼女たちのことをどれだけ知っているのだろうか。そして、彼/彼女たちの目に縮小する現代日本はどのように映っているのだろうか。
目次
外国人労働者から見える日本社会
第1部 近年の外国人労働者をめぐる状況(統計から見た近年の外国人労働者の動向;外国人労働者に関する入管法制の変遷 ほか)
第2部 技能実習生(変わりゆく農村を後にして―ベトナム北部農村の工業化と技能実習生;日常のなかの移住労働―タイ人技能実習生を中心に)
第3部 日系人(過疎化農村を多文化社会へ再生する日系ブラジル人学校―滋賀県東近江市甲津畑町の「ラチーノ学院」を事例として;日系フィリピン人一家の「家庭菜園」の意味―日本の労働市場におけるインフォーマリティ)
第4部 さらなる周縁へ(かれらの前には誰がいたのか―園芸産地の季節労働市場における国内労働者;在日アフリカ人の移動と労働―日本とアフリカの視点から)
「移民ではない」移民