出版社内容情報
昆虫のおもしろさを伝え続けてきた著者が、長年にわたり温めてきた渾身の作品。トンボにセミ、タガメやイモムシ、バッタにチョウ、カマキリ、テントウムシ、まだまだあるよ。虫のぬけがらをお湯につけて、やわらかくしてから形を整えると、からだの特徴がよくわかり、ポーズが決まった、すてきなぬけがらコレクションができるんだ!
内容説明
ぬけがらの博覧会、まもなく、開門です!さあ、どんなぬけがらが、きみをまっているかな?とびらを開けて、レッツゴー!
著者等紹介
森上信夫[モリウエノブオ]
1962年埼玉県生まれ。昆虫写真家。昆虫がアイドルだった昆虫少年がカメラを手にし、そのアイドルの“追っかけファン”に転じ、現在に至る。1996年、「伊達者競演―昆虫のおなか」で、第13回アニマ賞を受賞。埼玉昆虫談話会会員。立教大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちえ
39
これは凄い!セミの抜け殻や蝶の蛹の殻は見ていたけれど、トンボ、タガメ、イモムシやケムシ他にも色々。タガメのぬけがらピラミッド、生き抜くのは大変だー。イモムシ・ケムシのお面、こんなのがお祭りの出店で売ってたらどうしよう😨アゲハの幼虫が蛹になる前のワンダリング、食べられる危険をおかしてまで、誰か理由を突き止めて欲しい🐛昆虫の呼吸の秘密(お腹にある気門から空気を取り入れ気管で体の隅々に送る)もへぇ~😊ニイニイゼミのぬけがらだけが必ず泥だらけって🤭抜け殻探しに行きたくなる😃2023/08/29
はるごん
11
こんなに抜け殻があることにびっくり。いろんな虫の抜け殻を比べられて楽しかった。でも虫嫌いさんは注意。開くとたくさんの抜け殻写真が目に入ります。2023/10/10
なま
9
★4.7 トンボ、セミ、タガメの成虫になる迄の羽化の様子や様々な種類のぬけがらが紹介されている。タガメのぬけがらピラミッドは幼虫から成虫になる確率や大きさ等、一目でわかり圧巻。他にもイモムシ・ケムシ、チョウやガの蛹、発見が難しいぬけがらも数多く紹介。セミのぬけがらの好みの角度やアゲハのぬけがらが意外な場所で見つかるのは何故か?を検証。ぬけがらを使った「ぬけがらタワー」や「ヤゴずもう」等の遊び方の紹介や巻末には、ぬけがらの取扱いとして、お湯を使った整形や保管方法まで「ぬけがら」の全てが詰まっている。2023/10/05
遠い日
7
虫の抜け殻の写真集ですが、すっぽりと抜けた殻のなんとも美しいこと。命の容れ物だったもの。透けて、軽くなって、なお命の過去形として見るべきものがある。タガメの抜け殻はかっこいい。この夏もセミの抜け殻はいっぱい見ました。2023/10/02
biba
5
抜け殻の絵本なんてすごいなー。今ままで思ってことなかったけれど、この抜け殻たちって自然界ではどうなって行くんだろう。セミくらいしか身近じゃないので、面白かったです。2023/11/07