出版社内容情報
人から観る日本史を、動物との関係から眺めてみると、歴史上の大 発見ができるかもしれません。縄文人の狩りのパートナーだったイヌが、農耕が栄える弥生時代には食料になり、現代では人の心をいやすペットに。そんなビックリする人と動物の歴史が満載です!
目次
旧石器時代(マンモスが日本にもいた!;ナウマンゾウとヤベオオツノジカ;マンモスが絶滅したわけ ほか)
縄文時代(イヌは人と共に生きてきた;イノシシといっしょにブタもいた!?;縄文人の「衣食住」を支えたシカ ほか)
弥生時代(ネコは作物の番人;イヌとブタが食料家畜;最古のニワトリ ほか)
著者等紹介
小宮輝之[コミヤテルユキ]
1947年東京生まれ。1972年に多摩動物公園の飼育係になり、多摩動物公園、上野動物園の飼育課長を経て、2004年から2011年まで上野動物園園長を務める。日本動物園水族館協会会長、日本博物館協会副会長を歴任する。現在、著作活動、図鑑や動物番組の監修、大学、専門学校の講師などを務めている。動物足拓コレクター、動物糞写真家でもある。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やま
11
上野動物園の元園長さんがかかれた本ですが、動物関連で歴史を見るのが面白い。旧石器時代から弥生時代ですが、そのころにも人と共に帰化した動物がいたことも紹介されています。貝塚から骨が見つかる縄文時代が中心ですが、動物と人が大きく関わっている時代です。2022/01/27
まる
7
最高に面白くて読んでて顔が緩みます。 歴史も動物もまだまだまだまだ奥深い!2022/01/16
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
4
人とどうぶつの関わり方を紹介する全5巻のシリーズ。旧石器時代から弥生時代を紹介。 【時間と宇宙と不思議な世界ー時間をさかのぼってみる】2025/03/05
たくさん
2
歴史っていうイメージはこういう人がいてこう変わってみたい名をイメージするけどこの本には一切そういうのはかかれない。当時の生態や動物環境を知る想像するというもので、こういう側面も歴史の勉強に役立つというか必要。人物がない分ドラマ性がない巻でした。そういう点がとても面白かった。動物を主にした歴史の本って新しい。 2022/02/13