目次
果物のからだ(きになるイチゴ;どっちなの?;咲いたのはだれ?;リンゴへの変身 ほか)
果物いろいろ(みんなミカン;大きい小さい、多い少ない;種子無しはどれ?;2重ミカン ほか)
果物の動物学(ドンブラコの実;無人島ミカン;おいしさのシルシ;みんな大好き ほか)
著者等紹介
盛口満[モリグチミツル]
1962年、千葉県生まれ。通称ゲッチョ。千葉大学理学部生物学科卒業後、1985年より自由の森学園中・高等学校理科教員として生物を担当。2000年、同校を退職し沖縄へ移住。NPO法人珊瑚舎スコーレの講師を務めながら、2007年より沖縄大学人文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ほんわか・かめ
24
絵がきれいでとにかくわかりやすい!文章も難しくなく、問いかけるような言い回しもポイント高し。これは大人も子どもも夢中になるね(^^) 実以外にも、葉の仕組みや昆虫や動物たちの習性も解説。みんな食べられたがっているのに、落花生は土に潜るから動物嫌いっていうのが笑っちゃう。クルミの殻の硬さは、硬い殻を割れる動物に運んでもらいたいから、というのも「ほ〜!」と思う。気候変動にも負けない知恵だね。索引も賑やか(賛否あるかも?w)〈2013/少年写真新聞社〉2022/03/03
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
20
果物の豆知識が満載。果物は種を遠くに運んでもらいたいから、いい香りと甘くておいしいというのに納得。2014/09/22
izw
19
冒頭にある野菜と果物の違いは含蓄がある。野菜は本来「食べられたくない」、なぜなら野菜は光合成をする葉や栄養をためる根なので、食べられないように工夫している。果物は「食べられたがっている」ので、甘かったり、いいにおいがする。果物は実だからで、実を食べて種子を運んでばらまいてもらうために工夫している。2015/07/20
花林糖
17
(図書館本)表紙に惹かれて手に取りました。盛口満さんの丁寧に描かれた絵がとても魅力的で、ムササビやキウイ等動物も可愛らしい。果物等が拡大されて描かれていたりして、楽しく果物の秘密を知る事が出来ます。苺の粒々は実だったのを再確認しました。ナマケモノの実、空飛ぶナッツ、クルミ割の作法、2重ミカン、ウメボシ・ウォッチ等其々のタイトルも楽しく大人が読んでも楽しめます。2021/06/18
遠い日
11
みかんがよくとれるところで大きくなったので、ずっと幼い頃から葉っぱの付け根の小さく膨らんだ葉っぱ(?)のようなものは何か?と思っていたところ、未だこれはなぜなのかがわかっていないそうで、この情報だけでも得した気分。動物たちに食べてもらってそのタネを方々に運んでもらうことで、果物は種の保存が可能になる。しかし多種多様なこと!巻末の「フルーツクイズ」、3つしかわからなかった。2020/10/19