内容説明
敗戦後、意気消沈する日本人に空手チョップで勇気と自信を取り戻させた男、力道山。技の奥義を極め、世界中に「ゴッドハンド」を知らしめた大山倍達。二人の邂逅、友情、遺恨そして共に怪物に変貌し、世界を席巻した両雄の生き様を見ろ!人生の勝者はどちらか?裁くレフェリーはあなただ!
目次
プロローグ 力道山と大山倍達、ハワイでの邂逅―空手チョップ誕生秘話(昭和二十七年~二十八年)
第1章 真夜中の断髪式―力道山、角界を去る(大正十三年~昭和二十五年)
第2章 喧嘩無頼のカラテ屋―大山倍達、出撃前に玉音放送を聞く(大正十二年~昭和二十年)
第3章 プロレス前夜―力道山、渡米す(昭和二十五年~二十七年)
第4章 “辻殴り”の空手家―大山倍達、山に籠る(昭和二十年~二十四年)
第5章 戦後復興の輝ける星―力道山対シャープ兄弟に日本全国が熱狂(昭和二十八年~二十九年)
第6章 『ゴッド・ハンド』誕生―大山倍達、カラテで全米を行脚する(昭和二十六年~二十八年)
第7章 昭和巌流島の血闘―大山倍達、力道山の奸計に激怒する(昭和二十九年~三十一年)
第8章 野望と敵意―力道山、命を狙われる(昭和三十年~三十四年)
第9章 KARATEを世界に―大山倍達、南米、アジア、ヨーロッパを廻る(昭和三十年~三十三年)
第10章 二人の愛弟子―馬場と猪木、対照的な育成方法(昭和三十一年~三十七年)
第11章 未完の夢―力道山、刺される(昭和三十六年~三十八年)
第12章 虎は死して皮を残す―極真空手の隆盛と倍達の死(昭和三十八年~平成六年)
著者等紹介
大下英治[オオシタエイジ]
1944年6月7日、広島県に生まれる。1968年3月、広島大学文学部仏文科卒業。1970年、週刊文春の記者となる。記者時代「小説電通」(徳間文庫)を発表し、作家としてデビュー。さらに月刊文藝春秋に発表した「三越の女帝・竹久みちの野望と金脈」が反響を呼び、岡田社長退陣のきっかけとなった。1983年、週刊文春を離れ、作家として独立。以降、政治経済から芸能、犯罪、社会問題まで幅広いジャンルで創作活動をつづけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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