出版社内容情報
各治療法の第一人者である医師10名が、肺がん治療のそれぞれのメリット・デメリットを含めてわかりやすく解説。
かつては治らない病気といわれた肺がんですが、最新の治療により、治る確率も高くなってきました。遺伝子のタイプに応じた治療など、治療の個別化が進んでおり、最小の負担で最大の効果を求めるさまざまな研究が行われています。また、治療法を検討する際は、「リスクが大きくても根治をめざしたい」「できるだけ体に負担のかからない方法を選びたい」など、患者さん自身の考え方や体の状態も考慮することになります。
そこで本書では、各治療法の第一人者である医師が、それぞれのメリット・デメリットを含めてわかりやすく解説。さらに、検査・診断や治療法の選択、最新トピックスについても詳しく解説し、患者さんが納得のいく治療法を選ぶ指針となるような1冊にまとめました。
第1部 治療法を選ぶ前に
第2部 名医が語る治療法のすべて
開胸手術/完全胸腔鏡下手術/縮小手術/定位放射線照射/重粒子線治療/陽子線治療/化学療法の進め方/化学療法における分子標的薬の位置づけと使い分け/小細胞肺がんの治療
付録 本書で紹介している治療で実績のある主な医療機関リスト
【著者紹介】
愛知県がんセンター中央病院 呼吸器外科部部長兼副院長
内容説明
最新のもっとも効果的な治療法を一挙紹介。各治療法をその第一人者がわかりやすく解説。検査・診断と治療法の選択についても詳しく解説。紹介している治療で実績のある主な医療機関リストも収載。
目次
第1部 治療法を選ぶ前に(治療方針の決定と治療法選択に必要な検査―肺がんの特徴や状態を知って検討する)
第2部 名医が語る治療法のすべて(手術療法(開胸手術―胸部を切開して肺がんを確実に切除する;縮小手術―肺葉の一部のみ切除し、肺機能の温存を狙う;完全胸腔鏡下手術―小さな開口部からがんを切除する)
放射線療法(定位放射線照射―効果は最大に、ダメージは最小限にピンポイントにがんを攻撃;重粒子線治療―強い破壊力をもちながら体に優しく手術できない肺がんも治療可能;陽子線治療―がん細胞を的確に狙い撃ち、体への負担は最小限に)
化学療法(非小細胞肺がんの抗がん薬治療―がん細胞を攻撃し、がんの進行や再発を抑える;分子標的薬による治療―ターゲットを絞って劇的に治療効果を上げる)
小細胞肺がん(小細胞肺がんの治療―肺がん全体の10~15%を占めるがん。抗がん薬による全身療法が治療の中心))
感想・レビュー
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