内容説明
建築空間の鍵を握る―古代の巨大な石造階段、中世の城、ポンピドゥー・センター、安藤忠雄の建築…世界中の階段を例にその美学、心理学、社会学、民族学をイラストとともに語りつくす。
目次
第1章 のぼることとおりること―階段と空間の征服(移動の場;征服の場 ほか)
第2章 歩くことと測ること―階段、身体、幾何学(尺度としての身体;歩幅と法則 ほか)
第3章 見ることと見られること―階段と演出(壇から円形劇場へ;舞台装置の中の階段 ほか)
第4章 落下か上昇か―階段と精神(神話と精神性;冥府下りと昇天 ほか)
著者等紹介
ペレ=クリスタン,エヴリーヌ[ペレクリスタン,エヴリーヌ][P´er´e‐Christin,´Evelyne]
1948年パリ生まれ。1972年フランス政府公認建築士資格を取得。現在、トゥールにある建築事務所のパートナーとして、病院、学校、工場、福祉施設、一般住宅など幅広い分野の建築を手がけている
鈴木圭介[スズキケイスケ]
1955年東京生まれ。東京外国語大学大学院修了。フランス現代文学・思想専攻
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。