出版社内容情報
大腸がん治療の第一人者である医師10名が、それぞれの治療法のメリットや注意点をわかりやすく解説
大腸がんは、早期に発見できれば5年生存率90%以上という、治りやすいがんです。治療法としては、早期なら、腸内からがんを切除する内視鏡治療が可能。手術であっても、従来の開腹手術だけでなく、大きく傷をつけない腹腔鏡下手術を選択できる場合があるなど、体への負担の少ない治療技術が進んできています。また、ある程度進行したがんや遠隔転移があっても、手術に化学療法や放射線療法を組み合わせ、根治をめざせる可能性があるのが、大腸がんの特徴です。
そこで本書では、大腸がん治療の第一人者である医師が、それぞれの治療法のメリットや注意点をわかりやすく解説。さらに、検査・診断や治療法の選択、最新トピックスについても詳しく解説し、患者さんが納得のいく治療法を選ぶ指針となるような1冊にまとめました。
埼玉医科大学国際医療センター包括的がんセンター消化器病センター長・下部消化管外科教授
山口茂樹
広島大学病院内視鏡診療科教授
田中信治
東京大学医学部附属病院 光学医療診療部部長・准教授
藤城光弘
愛知県がんセンター中央病院 消化器外科部医長
金光幸秀
がん研有明病院 消化器外科医長
福長洋介
虎の門病院 消化器外科部長
黒柳洋弥
静岡県立静岡がんセンター 大腸外科部長
絹笠祐介
久留米大学 外科准教授
赤木由人
東京大学医学部附属病院 大腸・肛門外科科長・教授
渡邉聡明
国立がん研究センター東病院 消化管内科医長
吉野孝之
第1部 治療方針の決定に当たって
第2部 名医が語る治療法のすべて
ポリペクトミー・EMR(内視鏡的粘膜切除術)/ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)/結腸がん開腹手術/結腸がん腹腔鏡下手術/直腸がん腹腔鏡下手術/直腸がん拡大手術/肛門温存手術(ISR)/直腸がん術前化学放射線療法/薬物療法
付録 本書で紹介している治療で実績のある主な医療機関リスト
内容説明
最新のもっとも効果的な治療法を一挙紹介。各治療法をその第一人者がわかりやすく解説。検査・診断と治療法の選択についても詳しく解説。本書で紹介している治療で実績のある主な医療機関リストも収載。
目次
第1部 治療方針の決定に当たって(必要な検査・診断を行い大腸がんの性質を調べる―発生場所や進行度から治療方針を決定;大腸内視鏡検査―大腸内視鏡を用いた検査・診断法)
第2部 名医が語る治療法のすべて(内視鏡治療;手術療法;術前化学放射線療法;化学療法)
感想・レビュー
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