内容説明
入院中は病院が食事を考えてくれますが、退院したら、自分で食事を考え、作らなくてはなりません。この本は、退院直後~1、2カ月、退院2~3カ月、リハビリの食事、再発予防の日頃の食事と段階を踏み紹介。フランス仕込みのグルメの著者が作ってきたヘルシーな料理の数々。お味も保証付きです。
目次
1章 退院直後~1、2カ月の食事(コトコト煮る;つぶす・すりおろす;おなかに優しい素材で)
2章 退院2~3カ月、リハビリの食事(食べたい料理に一工夫;お弁当1週間;エナジーフードで栄養補給を)
3章 再発予防の日頃の食事(朝ご飯を食べる;おなかをいたわる;おなかをきたえる)
著者等紹介
重野佐和子[シゲノサワコ]
1961年神奈川生まれ。料理研究家。短大卒業後、料理研究家・上野万梨子氏のアシスタントを経て渡仏。ル・コルドン・ブルー、エコール・デ・ルノートルで学び、帰国。横浜でフランス料理とお菓子の教室を開講。38歳のとき、大腸がんが見つかり、手術を受ける。退院後1年間休業し、自身で食事管理、体調維持に努め、「どんな薬や点滴よりも家族と囲むおいしい食事が力になる」ことを実感。術後6年目の現在に至る。雑誌や書籍の料理、お菓子製作のほか、広告やレストラン、カフェのメニユープランニングも多く手がけている。またRicoの名前でエッセイストとして女性誌等で活躍中
赤須孝之[アカスタカユキ]
国立がんセンター・大腸外科医長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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けいこ
32
2年前にポリープ切除した時に購入。読んだ事すら忘れていた今年、義母さんが大腸ガンでオペ。手元に戻ってきたので読み返してみる。退院後1か月、2、3か月後、再発予防にと、時期ごとにお勧めのレシピが載っている。特に術後1か月位の食事は病院からは「消化の良いもので」位しか言われないので役立ちそう。特別にいかにも病後の人向けのレシピばかりでは無いし、どれも美味しそうで普通にレシピ本として使える。早速、色々作ってみようと思う。2023/09/08
コーデ21
15
先月、大腸内視鏡検査中にポリープが見つかり切除手術に。術後当日は絶食、一週間は腸に負担がかからないものをという食事制限のため、お粥・うどん・豆腐の毎日でした(涙) 病院からもらった注意書きはあまりにも大雑把で戸惑うばかり(-"-) そのため、図書館から借りてきた本作は著者の手術体験をもとに術後、予防のためのレシピ&彩り豊かな画像満載で見てるだけで楽しい気分に^^ 料理の手順も分かりやすくて今後の腸活のためにも、おおいに役立ちそうな一冊でした。2022/03/07
kri
3
手術を終えた家族に退院後、家庭でご飯を作るにしてもどんなものがお腹にいいのか…途方にくれる前にお勉強。料理研究家として活躍していた38才の時に大腸癌手術を経験した著者だけに、実体験に基づく優しさに溢れている。大病でなくても、消化しやすくエネルギーを高めてくれそうな料理ばかりで、普段の食生活の知識として重宝しそう。医食同源を少し意識して、そのうえ美味しさも忘れたくない。2016/01/13