内容説明
本書は、定期健診や人間ドックなどの検査で、自覚症状がなくても検査値に気になる変化が現れた方たちを対象に作りました。自覚症状が現れる前に肝臓の変調をキャッチし対処すれば、命を支える大切な臓器の健康を取り戻すことができます。そのために自分でできるさまざまな方法を紹介してあります。
目次
第1章 肝臓の働きって何?(「肝心かなめ」の言葉通り、肝臓には心臓に負けない働きがある;肝臓は体の中にある化学工場。代表的な3つの働きがある ほか)
第2章 どうして気になる値が出るの?(肝細胞が炎症を起こして壊れる肝炎。この状態で治さないと肝硬変へと進む;肝炎は病気の進行や経過で「急性」「慢性」「劇症」に分けられる ほか)
第3章 放っておくとなぜ危ないのか(肝臓に脂肪をためる脂肪肝は、放置すると肝硬変になることも;やめられない、「あと一杯」が、徐々に肝臓をむしばんでいく ほか)
第4章 自分で改善するには(脂肪肝とアルコール性肝炎の原因となる生活習慣を改善する;肝細胞に脂肪をためる肥満は、それを解消すれば脂肪肝も治る ほか)
第5章 自分で改善できない場合の治療法(脂肪肝・アルコール性肝炎の治療―原因となった生活習慣の改善から;急性肝炎の治療―血流を良くして肝機能を正常化 ほか)
著者等紹介
栗原毅[クリハラタケシ]
東京女子医科大学内科教授。同大特定関連診療所・戸塚ロイヤルクリニック所長。医学博士。肝臓病学を専門とし、1992年からC型慢性肝炎に対するインターフェロン治療を行っており、国内有数の治療実績を持っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 自己を知る旅