内容説明
着ていく服がないために半年おくれて小学校へ入学した。基地の町コザで奔放無頼な青春を送り、麻薬で服役した。昌吉は現在、若者たちと自給自足の共同生活を営みながら音楽活動をつづけている。“沖縄の心”を歌う異色ミュージシャンの挫折と再起を繰り返した軌跡をあぶり出す。
目次
雨のなかの演奏会
30名で自給自足生活
島びとの心を唄う
喜納昌吉の音楽の風土
他国に楽土を求めた人々
貧しかった少年時代
コザで無頼生活送る
刑務所で「人生」を学ぶ
ウチナンチュー父の肖像
15歳で馬車をひいた母
沖縄から本土へ音楽の旅
コンサートでアイヌと交流
疎外された者の「語り部」
神の島を訪ねる