出版社内容情報
かつて2度も世界大戦を引き起こし、ヒトラーを生み、今はEUを中心で支える国ドイツ。その過去と現在を、ありのままに伝える。
内容説明
かつて2度も世界大戦を引き起こし、ヒトラーを生み、今はEU(ヨーロッパ連合)を中心でささえる“ふしぎの国”ドイツ。その過去と現在を、ありのままに伝える本!
目次
1 人々の暮らし(なぜドイツ人は景観にこだわるのか;500年守り続けるビール純粋令 ほか)
2 社会と文化(悪魔と魔術と革命―ゲーテの『ファウスト』より;ルターの宗教改革とメディア戦略 ほか)
3 社会と文化―第二次世界大戦後(東西分断時代のドイツ;移民が変えたドイツのサッカー ほか)
4 ナチズムの遺したもの(「同化ユダヤ人」という夢―近代ドイツ語圏の社会とユダヤ人;なぜナチスはユダヤ人絶滅政策を考えたのか ほか)
5 これからのドイツ(ドイツの憲法と基本法―ナチ時代の反省に立って;「移民社会」に向かうドイツ ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケディーボーイ
35
ドイツの人々の暮らしや文化・芸術、歴史などを紹介している本。けっこうニッチなところもついていて、全く知らなかった世界を知るきっかけになった。 現代舞踏の頂点を極めたピナ・バウシュ。 彼女の作品「カーネーション」を観賞してみたい。 またドイツにおける徴兵性の変遷や環境問題意識がどう形成されたかについてもとても勉強になった。2024/01/31
yoneyama
5
立教大を主にした17人のドイツ研究者による共著。暮らし、景観、ルター、ゲーテ、ヴァグナー、ローザ・ルクセンブルク、ピナ・バウシュ、ナチズム、東西、移民、難民、脱原発と、短い文章で盛りだくさん。2017年刊2021/08/24