光文社古典新訳文庫<br> 種の起源〈上〉

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光文社古典新訳文庫
種の起源〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 423p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784334751906
  • NDC分類 467.5
  • Cコード C0197

内容説明

『種の起源』は専門家向けの学術書ではなく、一般読者向けに発表された本である。名のみ知られるばかりで、その内容については多くを語られることのなかったこの歴史的な書を、画期的に分かりやすい新訳で贈る。

目次

第1章 飼育栽培下における変異
第2章 自然条件下での変異
第3章 生存闘争
第4章 自然淘汰
第5章 変異の法則
第6章 学説の難題
第7章 本能

著者等紹介

ダーウィン,チャールズ[ダーウィン,チャールズ][Darwin,Charles]
1809‐1882。イギリスの自然史学者、著述家。イングランド西部のシュルーズベリで生まれる。地元のパブリックスクール卒業後、エジンバラ大学医学部に入学したが1年半で退学し、ケンブリッジ大学に転学。卒業後、英国海軍測量艦ビーグル号に乗り込み、5年をかけて世界を周航した。帰国後は在野の著名な自然史学者として研究と著作に従事する。1859年、『種の起源』を出版し、世界を震撼させた。’82年に自宅で死去

渡辺政隆[ワタナベマサタカ]
1955年生まれ。サイエンスライター、JSTエキスパート。専門は進化生物学、科学史、サイエンスコミュニケーション(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ガクガク

70
「進化学はすべての生物学の根幹」であり、「『種の起源』を読まずして生命を語ることはできない」。訳者の渡辺政隆氏が、あとがき「本書を読むために」で記すように、生物学を学ぶ者にとってはまさに必読の書。とは言え、具体的な例を挙げられると、予備知識もなく実例の映像が浮かばないとつらい。エッセンスだけを読み取る読書を心がけなければならないが、もし、本書に出てくる具体例を写真や図解等で補強した解説付き本が存在するなら、もっと興味深く理解も深まるはず。ダーウィンの周到かつ慎重な筆運びが科学者としての偉大さを感じさせる。2014/07/29

ころこ

41
「進化論」という言葉を何気なく使っていて、「進化論」という言葉の使用がその見方を強化しているという気がします。本書で言われているのは、個体変異に応じて生存繁殖率に差が出るように、有利な変異を持つ個体ほど生き残る確率が高くなる。それが多く起こると、原種から変種が分かれて新たな種となるということです。宗教的なイデオロギーに対して、観察による推論を提起した、「進化論」というよりは、「変化論」といった方が相応しいです。しかし、人間を中心にして、ものの優劣を解明しようとする別のイデオロギーに接近するようにみえます。2019/07/26

molysk

36
ダーウィンは、19世紀イギリスのナチュラリスト。本書は、種の起源は自然淘汰による変化に由来すると主張する。まず、生物の個体間に生じる微細な変異は、遺伝によって次世代に伝えられる。次に、生物の繁殖能力は高く、子どものすべてが自然界に生存することはできない。この結果生じる生存闘争において、生存に益する変異を持つ個体が自然によって選抜され、変異は遺伝によって子孫に伝えられる。これが自然淘汰である。続いて、この学説に予想される難題のうち、単純な器官から複雑な器官への移行と本能の形成について、注意深く反論する。2020/01/01

ひろき@巨人の肩

36
「自然淘汰説」。一般常識として習った理論。本書を通して「自然淘汰説」に如何に到達したかというダーウィンの思考に触れることで、本説を自然界のダイナミクスとして捉えることができた。またダーウィンの卓越した帰納的論理力に驚愕する。池上さんお薦めの世界の名著10冊だと納得。本書の多くの観察から、悠久の世代交代と自然淘汰された膨大な種を考えることで、進化は未だ現在進行形の普遍的なものだと実感する。それにしても家畜の品種改良から自然界に起こる変異の蓄積、器官変異から本能の変異を推察できるダーウィンは凄いの一言。2016/08/15

ビィーン

34
「種の起源」は訳者のお陰か生物学を専攻していない私でも読みやすかった。ダーウィンの優れた観察眼と洞察力に脱帽した。下巻へ。2018/11/05

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