ロシア・CIS南部の動乱―岐路に立つプーチン政権の試練

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  • サイズ B6判/ページ数 335p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784879505613
  • NDC分類 312.38
  • Cコード C0031

内容説明

民族紛争で激動するロシア南方の「柔らかい下腹部」がプーチン大統領に政経軍事戦略面での際どい舵取りを迫った…果たしてプーチンは、あわせ持つ民族主義とプラグマティズムのどちらの顔を見せるのか?資源を巡る米ロの角逐、イスラム原理主義の台頭、民族紛争で激動するロシア南方…ロシアの保守派・軍部はクレムリンの対米追随への不満をつのらせる。カフカスではチェチェン戦争の泥沼からの出口が見えず、反テロ闘争を名目として米国の軍事プレゼンスを受け入れたグルジアとは一触即発の危機が…。

目次

第1部 ロシア南部のチェチェン紛争検証(チェチェン民族と社会の特徴;急進派の政権奪取から内戦へ(一九九一年五月~九四年十二月)
ロシア連邦中央の介入(一九九四年十二月)第一次チェチェン戦争へ
ゲリラ戦から停戦・合法政権の誕生そしてアフガン化へ(一九九五年一月~九九年初頭) ほか)
第2部 加熱するCIS南部のパワーゲーム(カスピ海周辺・カフカス南部の攻防;対米警戒表すロシアの外交政策エリート;軋轢が渦巻く南カフカスの三国;ポスト・シェワルナゼに暗雲の小国グルジア ほか)

著者等紹介

徳永晴美[トクナガハルミ]
上智大学教授(外国語学部ロシア語学科)、朝日新聞客員、1947年生まれ。1965年福岡県立戸畑高等学校卒業後、モスクワ・ルムンパ大学歴史・文学部に入学。1970年同学部を修士号(MAP)取得で終了帰国後フリーの会議通訳者に。1978・1986年モスクワ大学に短期留学。新聞トルード東京支局、ノーボスチ通信社東京支局勤務を経て1990年から朝日新聞外報部記者。1992年5月から1995年9月まで同紙モスクワ特派員。帰国後東京本社総合研究センター主任研究員を経て2002年より上智大学教授。1983年から1991年までNHK教育テレビ・ロシア語担当講師
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