内容説明
奥の深い大和・奈良の魅力を日暦(カレンダー)で語る。
著者等紹介
吉岡幸雄[ヨシオカサチオ]
1946年、京都生まれ。生家は江戸時代から続く染屋。1971年、早稲田大学第一文学部卒業後、美術図書出版の紫紅社を設立。1988年、生家「染司よしおか」五代目当主を継ぐ。毎年、東大寺修二会の椿の造り花の紅花染和紙、薬師寺花会式の造り花の紫根染和紙、石清水八幡宮放生会の「供花神饌」を植物染で奉納。奈良東大寺、薬師寺、法隆寺などに伝わる天平時代の衣裳や幡を天然染料で再現、制作している。2010年、第58回菊池寛賞受賞
小野久仁子[オノクニコ]
1961年、大阪生まれ。1982年、平安女学院短期大学英文科卒業後、PHP研究所に入社、単行本、雑誌の編集に携わる。夫の転勤でイギリス・オックスフォードに滞在、帰国後、奈良市に住み、2004年に紫紅社に入社。『きょうの京都』(紫紅社編)の執筆などを担当。現在はフリーライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Shoji
35
奈良の寺社の年中行事、花ごよみ、奈良の味や名産など、一年を追う形で歳時記として紹介しています。春日若宮おん祭から、奈良ホテルに投宿した著名人といったウンチクまで種々様々です。奈良ラブな方にはたまらない一冊だと思います。2021/04/28
らん
4
さっくり読めてしまう。奈良の花 行事 食など日暦で紹介している。前書きにかえて著者と監修者の対談が載せられている。監修者の言葉に重みと深さがある。むしろ監修者の著作に興味が湧いた。よのなかを うしとやさしとおもへども とびたちかねつ とりにしあらねば 山上憶良の詠んだ歌が改めて身に沁みる昨今 万葉集を読みたくなった。2020/07/24
watausa
0
奈良検定を受ける方で、テキストを読み終わった方にオススメしたい一冊です。テキストが場所分けなら、こちらは月分けです。2013/03/27