内容説明
排他的な戦いの時は終り今や世界は和解と融合の時代に向っている。放浪の中でたどりついた２１世紀の思想、雲水牧師が語る「両眼具備」の世界とは。
目次
第１章 白頭山の麓での幼少年期から中学生時代まで
第２章 波乱の放浪 絶望から歓喜へ
第３章 朝鮮動乱の中で
第４章 留学生時代「国家顛覆罪」の罪名をきせられて
第５章 修行の中で得たものは
第６章 仏道の中で 大自由人 鏡峰老師
第７章 知的障害者との出会いと弘願寺修道院
第８章 キリスト道に導かれて―ニューヨーク時代 丹羽廉芳禅師の宇宙的愛
第９章 無者キリストに生きる天弓先生と托鉢精神
第１０章 ３８度線へ南北統一の夜明け前
別章 韓国の大思想家 多夕柳永模
著者等紹介
釈弘元［シャクコウゲン］
１９２２年、日本植民地下の北朝鮮城津で漢方医の次男として生まれる。１０歳での強制結婚を機に再三の家出と放浪。中学時代に単独来日し戦前の順天中学、目白商業を卒業。戦後、ソウル壇国大学を卒業し、台湾国立政治大学、東京大学大学院に学ぶ。１９６９年出家を決意、韓国通度寺において鏡峰老師から、釈弘元の法名をいただく。１９７１年来日し、駒沢大学の仏教学博士コースに在学中、曹洞宗永平寺の丹羽廉芳禅師の弟子となる。１９８０年１月、精薄寺院弘願寺を創立し、初代の住職となる。１９８９年１月に渡米、ニューヨーク滞在中、神の啓示を受け神学大学へ入学、牧師となる。１９９２年日本に帰り雲水牧師として生命の福祉を実践し、真の宗教の実践と祖国の南北統一と世界平和を祈りつつ孤軍奮闘している
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