内容説明
一千年前の平安時代に、紫式部が創作した『源氏物語』の世界は、現実の世界であり、一人の女性として、人間として、悩み苦しみながら、真実を求めて生きた、紫式部の少女時代から晩年までの物語。
目次
第1章 紫式部の少女時代(童友だち;家族と家庭;父為時と花山朝;斎宮済子女王退下事件と章明親王;具平親王と為頼・為時家;物語絵を好む乙女たち;『かげらふ日記』と『賀茂保憲女集』)
第2章 越前への旅(為時 越前守に;琵琶湖を渡って;厚賀にて源信僧都に会う;武生、そして帰京)
第3章 結婚時代(結婚;寡婦時代)
第4章 出仕時代(出仕;敦成親王誕生;源氏物語の流布;一条天皇崩御;相逢女房;清水寺に参籠する;後一条天皇即位;浮舟の構想)
第5章 紫式部の晩年
著者等紹介
鈴木幸子[スズキサチコ]
1958年青山学院女子短期大学文科国文専攻卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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