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内容説明
照国北方の都・吉佳。琥珀の髪に狼のごとき眼をした奴隷は、市場で城主のイェセカに買われシツァと名付けられた。お前は俺の為に何ができる、と尋ねられ、アンタの為に死ねると即答したシツァ―賢く働き者で、だがどこか死の翳を纏った狼奴隷にイェセカはいつになく執着を覚え、その逸物に金環を嵌めて使えなくした挙句、お傍付きとした。ある日、イェセカの弟である幼き皇帝トゥイシが、シツァを欲しいと言い出して…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
26
この本再読本なのですが、一度目はシツァの犠牲心に言葉をどう繋いでいいのかわからず。今回読了後はイェセカのシツァへの想いが自分勝手で・・と言うより中国の宦官ってこういうものなのかと怖気をふるった。それでもシツァの心意気が狼に例えられるように物凄く好き。恥かしながら何度読もうとまともなレビューは書けそうにない。それでも時間を空けて叉読むだろうと思う2018/10/02
マシュ
14
KindleUnlimiteにて。異世界ファンタジーだと思ってずっと読んでたけど、あとがきで『近代中国風BL』だと。知っていたら絶対読まなかった。食指が動かない設定の一つだから。ずっと奴隷のシツァが可愛そうなままで、最後も自分の自由にさせてもらえないなんて、幸せと言えるのかちょっとわからんなーと。まぁ、シツァの望み通り死なせてやれとまでは言わないけれども、せめてもうちょっと違う形で二人きりで幸せになって欲しかったなぁ。2018/04/16
ももちゃん
11
作家さん買い。暗い。じっくり読み返さないと良さがわからないかも。挿絵は好き。2019/01/27
sin
8
kindle版☆。作家買い。清朝っぽい時代(作者いわくそれっぽい単語と雰囲気)と設定。甘さはあるはずなのに辛く痛々しい描写はこの作家さんのそれ。2017/09/17
cicoppe
7
初読作家さん。好きな人は大好きだけど、苦手な人も多い作品だと思います。身分の高い攻めが奴隷の受けに執着するところは美味しかったのですが、身体的に痛いのと不潔なのとが容赦なく散りばめられているので萌えるには至らず。2016/10/06