内容説明
万葉集４５００余首のうち、およそ７割を占める恋の歌。１３００年という時を隔てていながら驚くほど自然に共感できるのは、いつの時代も人が同じ心を持っているから―覚えてそっと口ずさみたい、「心の歌」がきっと見つかる！また、恋がしたくなる。遙かな古代と今をつなぐ、珠玉の恋歌１５０首。
目次
第１章 一目見し―恋に落ちたら
第２章 恋ひ死なば―今すぐ逢いたい
第３章 惑へる心―危うい恋
第４章 離れにし袖―涙こぼれて
第５章 何か嘆かむ―恋の教訓
第６章 わが思ふ君は―いつもあなたを
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
93
万葉集の中から選りすぐった恋の歌が美しかったです。古の恋は今と違い、その想い一つとっても風情を感じさせました。気軽に恋愛を楽しむという時代でないからこそ見える色。その艶やかさにときめきを覚えずにはいられません。2017/04/05
さとのみ
2
普通。「超訳」は初めて読んだけど訳の言葉が現代すぎてちょっとむず痒かったかな。でも万葉集はやっぱり良い恋歌が多いな。2015/03/12
コケモモ
1
やっぱりこの本、絶版だったのですね。中古本を入手。この本、直訳でも意訳でもない"超訳”というところがポイントです。現代風にアレンジされた訳が瞬時に心に届きます❤️万葉集4,500首あまりのなか、約半分は作者不明の詠み人知らずであるということ。1300年の時を経てもなお、詠み人の『人を想う気持ち』『情熱』『悲哀』が連連と生き続けている。悠久の時を超え多くの人に読まれる万葉集の偉大さと、今も人々の心を打つ万葉集の素晴らしさを改めて実感です。植田裕子さんのエレガントな解説もとても良かった。2021/06/12
ないか
1
読みやすかったー。またゆっくり読み直したい2012/03/28
夜船
0
超訳ということで噛み砕いた内容になっており、理解しやすく、初心者でも触れやすい1冊。 また、過剰な程に超訳はされているが、解説は細かく丁寧で、原歌と繋げやすい。
