ヘンリー・ダーガー 非現実の王国で

個数:

ヘンリー・ダーガー 非現実の王国で

  • ウェブストアに20冊在庫がございます。(2024年04月26日 01時18分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B4判/ページ数 144p/高さ 27X32cm
  • 商品コード 9784878933424
  • NDC分類 723.53
  • Cコード C0071

出版社内容情報

死後発見された一万五千枚を超える小説と物語絵。アウトサイダー・アートの天才、ダーガー初の本格的紹介!

内容説明

子供を奴隷にする残虐な大人たち、グランデリニア軍との死闘を繰り広げる七人の少女戦士、ヴィヴィアン・ガールズの物語。

目次

1 非現実の王国で抄(王国の風景;戦争に突入した世界;ダーガー、筆者として戦争の恐怖を語る;ジャック・エヴァンス、ヴィヴィアン・ガールズを救出する ほか)
非現実の考古学―ヘンリー・ダーガーの世界(部屋;人生;王国;失われた写真 ほか)

著者等紹介

小出由紀子[コイデユキコ]
早稲田大学卒業。(株)資生堂勤務を経てインディペンデント・キュレイター。企画展に「ビル・トレイラー 彼はブルースを描いた」展(ザ・ギンザ・アート・スペース、1992年、アール・ブリュット収集館、1993年)、「アート・インコグニト」展(アール・ブルュット収集館、1997年)、「生の芸術」展(京都文化博物館、1997年)など。編書に『アート・インコグニト』『アドルフ・ヴェルフリ 揺篭から墓場まで』(藍風館)がある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

keroppi

75
ヨシタケシンスケさんが、彼のような人生に憧れると何処かに書いていた。驚くべき人生。精神薄弱児収容施設で思春期と青年期を過ごし、その後、病院の最下層の仕事をする。81歳で亡くなるまで全くの孤独。信心深く教会には通っていたらしい。そして、その部屋で発見された膨大な作品。1万5145ページに及ぶ「非現実の王国で」と、それを図解する数百枚の絵。この本は、その絵と物語を抜粋し、解説を加えたものだ。非現実の世界の戦争と少女達。雑誌の切り抜き等から描き出した絵。残虐な絵も多い。孤独な部屋の中で、彼は神だったのだろうか。2020/03/06

Vakira

49
少女戦士ヴィヴィアンガールズ(7人の姉妹)の物語。子供奴隷の反乱に起因するグランデコマージュリアン戦争の嵐の物語でもある。壮大な戦争叙事詩。ここは架空の惑星にある架空の世界。ヴィヴィアンガールは勇気と軍略の才能を具えた、人間離れして不滅の存在。現在で例えれば「バイオハザード」のアリスの存在に匹敵?この物語、書いたのは一人の引きこもりがちな老人。ヘンリーの事を知る人は誰もいず、彼が去って部屋が開けられた。そこはガラクタのいっぱい入ったタイムカプセル。「非現実の王国で」という15冊に及ぶ原稿が発見される。2020/03/22

多田幾多

30
幼少期のトラウマやコンプレックス、孤独な生い立ちから産まれた産物。本来なら、人々の目に付かぬまま、この世から消えていたかも知れない小説。不思議で危うい、しかしどこか儚げな、そんな世界を、彼は孕んでしまったのかもしれない。しかし、だからといって彼が天才とか異常とか、そういうのではなくって、ただの人間なのかも知れないね。だって、俺たちだってそういうのを考えてしまう可能性だって、あるじゃないか。2014/01/20

片瀬

24
身寄りのない老人ヘンリー・ダーガーが人知れず書き上げた長編小説『非現実の王国で』(ここではほんの一部を掲載)。神への確固たる信念を抱き、闘うヴィヴィアン・ガールズ。子どもを奴隷にし、涜聖と残虐の限りを尽くす暴徒・グランデリニアン兵に立ち向かう少女たち。独特なタッチで描かれる挿絵には、可憐な少年少女、不思議な生き物「ブレンゲン」、絢爛たる楽園、血みどろの殺人風景が……。きっと、造物主として「王国」を司ることは、彼にとってこの上ない悦楽だったのでは。たとえ、それが孤独と引き換えに手に入れた賜物だったとしても。2015/01/19

カラシニコフ

22
これは、世界だ。これは、もう一つの世界だ。これは戦争だ。これは闘争だ。これは絶望だ。これは希望だ。 ★★★★★ これは、愛だ。2017/01/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/2176
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。