内容説明
「蛇の卵」。それは本物の超級知性を持つ人間。そして世界の敵となる故に抹殺されなければならない存在。実験体として選ばれた超知性を持つ12人の人間と動物の子ども達、人間のロード・ランダル、歩行型人間模倣タイプコンピューター・イニアール、類人猿のアクセル、オスの子どもアシカ・マリノ、男児天使のルアス、人間の女児ヘンリエッタ、メスの子どもニシキヘビ・ルーティン、メスの子ども熊ダブ、オスの子どもチンパンジー・シンプ、まだ母親の胎にいるメスの子どもインド象ガジャ、オスの子どもクズリ・カルカジュー、オスの子どもオウム・ポップガイ。彼らの中で「蛇の卵」になるのは誰か?衒学的重層構造の世界と万華鏡のような多彩なイメージが融合したラファティの集大成ともいえる傑作長編。
著者等紹介
ラファティ,R.A.[ラファティ,R.A.] [Lafferty,R.A.]
1914~2002。1914年アメリカ・アイオワ州で生まれる。1960年に「氷河来たる」を「サイエンス・フィクション・ストーリーズ」誌に発表。2002年に87歳で他界するまでに長編18作、短編150篇以上を発表。代表作に「九百人のお祖母さん」「地球礁」「翼の贈りもの」などがある。特異なユーモアで綴られた幻想味あふれる作品は、今でも高い評価を受けている
井上央[イノウエヒロシ]
1954年10月生まれ。1978年、神戸大学農学部卒業。1990年、オレゴン大学Ph.D.(文化人類学)。マウント・ホリヨーク大学助教授を経て、大阪キリスト教短期大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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