内容説明
保存に人生をかけた人々の話から、あしたの遺跡のあり方まで、研究者が語る平城京の魅力。
目次
1 遥かなる奈良の都―平城京造営の歴史的意味を問う
2 平城京、その後
3 平城京研究の礎―明治時代の泰斗たち
4 平城京を守った人々―明治大正を生きた至誠の群像 棚田嘉十郎とその周辺の人々
5 内務省の調査と整備事業―上田三平による内務省の発掘調査
6 平城宮の全域確認と保存への道程
7 平城宮跡の発掘調査研究のあゆみ―奈良文化財研究所の発掘調査五〇年
8 平城京保存の展開
9 「平城遺跡博物館」構想と平城宮跡の復元・整備
10 平城京の将来に向けて
著者等紹介
井上和人[イノウエカズト]
1952年生。1976年~奈良国立文化財研究所。現在、独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所副所長。博士(文学)
粟野隆[アワノタカシ]
1976年生。2004年独立行政法人文化財研究所奈良文化財研究所都城発掘調査部遺構研究室・文化遺産部遺跡整備研究室研究員。2010年東京農業大学地域環境科学部造園科学科助教。博士(造園学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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