内容説明
裁判官の「当たり外れ」で人生が左右される裁判の現実。名張毒ブドウ酒事件、東電OL事件、足利再審請求…話題のあの事件の判決を言い渡した裁判官は、一体どんな人なのだろうか。裁判官の人となりを、経歴や過去に扱った事件、関係者への取材から、明らかにする。
目次
門野博―「名張毒ブドウ酒事件」再審決定を取り消し
川口宰護―飲酒運転3児死亡に「危険運転」適用せず
原田國男―東京高裁でいくつも逆転無罪を言い渡し
大渕敏和―「東電OL」一審無罪、「所長襲撃」差し戻し
池田耕平―「強制執行妨害事件」で、安田弁護士逆転有罪
大島隆明―「横浜事件」再審で免訴、「葛飾ビラ配布」に無罪
小倉正三―「質店強殺」で逆転有罪、「ウィニー事件」は無罪
中川博之―「3人死亡放火」に無罪、羽賀研二にも無罪判決
岡田雄一―「東電OL」や「狭山事件」、再審請求審理が集中
楢崎康英―「光市事件」で死刑判決、「広島女児」は差し戻し〔ほか〕
著者等紹介
池添徳明[イケゾエノリアキ]
1960年生まれ。埼玉新聞記者、神奈川新聞記者を経て、1999年からフリージャーナリスト。その傍ら、2003年から関東学院大学非常勤講師。教育・人権・司法・メディアなどの問題に関心を持って取材。「大岡みなみ」のペンネームでも執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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