内容説明
福島第一原発事故で“原発の安全神話”は、完全に崩れ去った。司法は、原発の安全性に関してどのように判断してきたのか。原発訴訟のあり方と司法の責任を問う。
目次
第1部 原発訴訟と司法の責任(司法は原発をどう判断してきたか―これまでの原発訴訟と福島原発事故後の原発訴訟;原発を止めた裁判官―志賀原発2号炉運転差止め判決 ほか)
第2部 福島第一原発事故被害者の声(着の身着のまま逃げた―17年間原発廃止を訴える;仕事も家もすべて失った―国と東電は被災に補償を ほか)
第3部 再稼働阻止と原発訴訟の緊急課題(いま、直面する原発訴訟の課題―最稼働をいかに阻止するか;最稼働禁止の法的武器としての「安全指針失効論」―福井原発再稼働禁止仮処分申請をめぐって ほか)
第4部 原発訴訟の最新の動き(泊原発1~3号機訴訟(北海道)
大間原発訴訟(青森県) ほか)