出版社内容情報
刑事司法政策におけるグローバリゼーションと言える先進各国で進むPenal Populism(ポピュリズム的刑事政策)。各国の著名な犯罪学者が厳罰化の状況を比較検討し、その原因と歯止めのための方策を模索する。
はじめに[浜井浩一]
序 章 グローバル化する厳罰化とポピュリズム 浜井浩一
第1章 アメリカの刑罰政策が峻厳な理由
Michael Tonry/翻訳:布施勇如
第2章 ニュージーランドのPenal Populismとその影響について
――Penal Populismは回避不可能であるか?
John Pratt/翻訳:本田宏治
第3章 国際比較から見た日本の刑罰
David T. Johnson/翻訳:桑山亜也
第4章 日本における厳罰化とポピュリズム――マスコミと法務・検察の役割,被害者支援運動
浜井浩一・Tom Ellis/翻訳:浜井浩一
第5章 拘禁刑(Imprisonment)の活用をめぐる国家間の差異を説明する
Tapio Lappi-Sepp_l_/翻訳:平井秀幸
第6章 日本のポピュリズム刑事政策は後退するか――討論者として
宮澤節生
特別寄稿 日本と西洋における犯罪の展開に関する三つの仮説
Malcolm Feeley/翻訳:藤井 剛
本書に寄せて――Penal Populismに関する一考察
David Garland/抄訳に代えて:浜井浩一
感想・レビュー
-
- 和書
- 税金弱者のための節税相談