Genjinブックレット<br> 可視化でなくそう!違法な取調べ―取調べの可視化(録画・録音)で変えよう、刑事司法!〈Part3〉

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可視化でなくそう!違法な取調べ―取調べの可視化(録画・録音)で変えよう、刑事司法!〈Part3〉

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  • サイズ A5判/ページ数 71p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784877982577
  • NDC分類 327.63
  • Cコード C3032

出版社内容情報

密室で行われたすさまじい取調べ。このような違法不当な行為は、取調べの可視化(録画・録音)でなくすことができるのではないか。鹿児島で起こった事件を題材に考える。

はじめに(田中敏夫・日本弁護士連合会取調べの可視化実現委員会委員長)

第1部 報告・鹿児島で何が起こったのか
 鹿児島選挙違反事件にみる密室取調べの実態(末永睦夫・元鹿児島県弁護士会会長)
 私が受けた違法な取調べ(証言1=川畑幸夫・鹿児島事件国家賠償訴訟原告、証言2=N、証言3=中山信一・元鹿児島県議会議員、同夫人)

第2部 特別報告
 取調べの可視化について(木谷明・法政大学大学院法務研究科教授)

第3部 パネルディスカッション
 可視化でなくそう! 違法な取調べ(井上順夫・弁護士、木谷明・法政大学大学院法務研究科教授、佐野眞一・ノンフィクション作家、川崎英明・関西学院大学大学院司法研究科教授、小坂井久・弁護士)

はじめに
 本ブックレットには、2004年11月2日に、日本弁護士連合会と鹿児島県弁護士会が東京三弁護士会と九州弁護士会連合会との共催で開催したシンポジウム「可視化でなくそう! 違法な取調べ--鹿児島選挙違反事件にみる密室取調べの実態」の内容が盛り込まれています。
 鹿児島事件は、2003年4月の鹿児島県議会議員選挙後の選挙違反事件の捜査の過程で、弁護人との接見を妨害したり、連日長時間の取調べを行って自白を強要するなど違法かつ過酷な取調べが行われた事件です。
 シンポジウムでは、末永睦男・元鹿児島県弁護士会会長から鹿児島事件の全体像について、そして、「踏み字」国家賠償請求訴訟原告の川畑幸夫さんから「踏み字」事件について、それぞれ生々しい再現も交えての報告があり、その後、元東京高裁判事で法政大学大学院法務研究科教授の木谷明さんに、「取調べの可視化について」と題する講演をしていただきました。
 最後に、小坂井久弁護士をコーディネーターとして、木谷明さん、ノンフィクション作家の佐野眞一さん、関西学院大学大学院司法研究科教授の川崎英明さん、接見国家賠償請求訴訟原告である井上順夫弁護士がパネルディスカッションを行い、活発な会取調べの可視化実現委員会
委員長 田中 敏夫



内容説明

市民が参加して刑事裁判を行う裁判員制度が、2009年までに始まります。市民である裁判員にとって分かりやすい裁判を実現するために、取調べの可視化(録画・録音)は不可欠です。それだけではありません。鹿児島で起きた事件では、密室の取調室ですさまじい取調べが行われました。このような違法・不当な行為は、取調べの可視化でなくすことができるのではないでしょうか。

目次

第1部 報告 鹿児島で何が起こったのか―鹿児島選挙違反事件にみる密室取調べの実態
第2部 特別報告―取調べの可視化について
第3部 パネルディスカッション―可視化でなくそう!違法な取調べ

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