内容説明
「いのちの尊厳」をめぐり法文化論的探求をおこなう。いのちをめぐる、歴史の中の、医療技術・いのちの尊厳、家族崩壊の中での、それぞれの「生と死の法文化」を追究する。
目次
はじめに 生と死の法文化
第1章 生命操作の時代における科学技術と宗教の相互関係
第2章 シャリーアの包括性について―生命への信奉を超える法体系
第3章 自殺の比較法文化論―イスラーム法を基軸として
第4章 啓蒙主義的刑事法改革における民事死の位置づけ
第5章 リベラル優生主義をめぐる生命観の相克―生殖細胞遺伝子工学を支持するものと押しとどめるもの
第6章 終末期における治療中止と刑法
第7章 DV殺人はファミリー・バイオレンスなのか
著者等紹介
眞田芳憲[サナダヨシアキ]
中央大学法学部名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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