内容説明
法的拘束力を伴わない国際人権基準の「拘束力」および法的性格の解明を目指す本書は、国際法と国際機構の法秩序とのダイナミズムによって国際人権基準規範の実現が促されていることを明らかにする。
目次
問題の所在
第１部 概念と機能（国際人権基準の概念；国連による国際人権基準設定活動；監視活動の概念と機能）
第２部 法的分析（国際人権基準と国際法；国際人権基準の国内的実施；国際人権基準と国際機構の法秩序）
結論
著者等紹介
滝沢美佐子［タキザワミサコ］
１９８７年津田塾大学学芸学部国際関係学科卒業。国際基督教大学大学院行政学研究科博士前期課程（１９８７‐８９年）、ロンドン大学政治経済大学院（ＬＳＥ）法学研究科（１９９１‐９２年）を経て、１９９６年国際基督教大学大学院行政学研究科博士後期課程修了。博士（学術）。現在、中部大学国際関係学部助教授（国際法・国際組織論）
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