内容説明
今日における中東の変貌を、本書では、経済・政治・国際関係などを政策、構造変貌、経済史、石油・天然ガス資源を含めて、全体的かつ網羅的に捉え、中東の変容と課題、さらには将来への方向を探ろうと試みた。
目次
第１部 政治・社会・外交（２１世紀の中東政治；グローバリゼーション・市民社会・イスラーム；中東を規定する国際関係；冷えゆく日本と中東との関係）
第２部 経済・開発・資源（中東経済史；現代中東諸国の経済開発政策；経済構造の変貌；石油・天然ガスの行方）
第３部 課題・展望・挑戦（イスラーム政治運動；軍事重圧；イラク戦争がもたらすもの；イラクの経済開発の戦後復興の展望；ミレニアム・チャレンジ）
著者等紹介
伊藤治夫［イトウハルオ］
１９３８年東京生まれ。１９６３年横浜国立大学経済学部卒業。１９８８年東洋大学大学院経済学研究科博士前期課程修了。経済学博士。１９６４年ジェトロ（日本貿易振興会）入会後、ジェトロ・ベイルート・センター駐在などを経て、現在、西南学院大学経済学部教授
清水学［シミズマナブ］
１９４２年長野県生まれ。１９６９年東京大学大学院社会学系修士課程修了。国際修士。１９７０年アジア経済研究所入所。７５‐７７年在インド・ムンバイ（ボンベイ）海外派遣員、８４‐８７年在カイロ海外調査員、９２‐９６年総合研究部長を経て、９６年以降宇都宮大学国際学部教授
野口勝明［ノグチカツアキ］
１９４４年長野県生まれ。１９６８年千葉大学文理学部英米文学科卒業。同年ジェトロ（日本貿易振興会）入会。７５～７８年カイロ事務所駐在員、９０～９３年イスタンブール事務所長、９７～０１年カイロセンター所長などを経て、現在、経済分析部上席主任調査研究員
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