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目次
長新太×五味太郎―魚とか鳥なんかから愛読者カードがきたら最高だよね。
五味太郎×林明子―オッ、すごいことを言う。“世界中が絵本みたいなものだ”って!
糸井重里×高橋源一郎―わからないことのおかげで、世界の広さが見えるんだ。
高橋源一郎×谷川俊太郎―ドラクエは絵本をダメにしませんよ。子どもって、おとなだから。
谷川俊太郎×山田馨―編集者の役割とか絵本でやる意味が、もっと話されてもいいよね。
山田馨×司修―絵本を作ってる間は、自分を旅してるようなものです。
司修×岸田今日子―わからないところというのは、わかることがいっぱい秘められている場所なんだ。
岸田今日子×スズキコージ―ある期間だけ尋常でなくなる、これがきっといいんだろうな。
スズキコージ×小沢正―つまりね、アカデルミックな人ってのが必要なのよ。
小沢正×佐野洋子―絵本がなくても生命に別状はない。だから、絵本っていいのよ。〔ほか〕
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
booklight
27
【読友本】1990年の対談本の復刻版。長新太、五味太郎、糸井重里、高橋源一郎、谷川俊太郎、佐野洋子、沢野ひとし、江國香織、よしもとばなな、などを拾い読み。絵本から脱線することも多く、糸井重里・高橋源一郎のコピー・小説話で高橋がコピー書いていると「到達目標が糸井さんになっちゃう」とか「全然違う筋肉を使う」とか、門外漢だからか面白いことを言う。谷川と高橋の対談も、谷川の斜め上の回答で頭がいいのがよくわかる。LDにこだわっているのが、ちょっとおかしい。沢野ひとしが絵の勉強や資料を集めているのは驚いた。2021/12/26
サラダボウル
16
1987年から1990年に行われた対談集の復刊。MOEに創刊から関わった編集長が、「<ものを創る>ことについて、様々な方たちの話を聞きたい(略あり)」と始めたリレー連載。画家同士の対談は、もともと親しいためか容赦なく本音がぶつかり、でも笑ったり。五味太郎さん「まとまりをつけようとする教育の一方に長新太さんの本がある。ワクワクするね」編者の方の言葉を借りれば、力強い灯台が見えた!感じ。おもしろい、だけじゃ足りない。あぁ、言い表せない。2023/04/22
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
14
MOEのリレー対談『素直にわがまま』の復刻版。みなさんお若いわ(笑)大好きな本に対して、作家さんがどのような思いを持たれているか、その背景を知るだけでまたホンの楽しさを知る事ができます。2019/04/14
いくえ
5
絵本に関わる人や、文章に関わる人たちの対談集。タイトルが「絵本のこと話そうか」なのに、絵本について話してる割合は少ないかなと。でも絵本について多面的な考えを知るにはいいのかも知れないな。 絵本とは関係ない部分で印象に残ることがあったり。おもしろいだけのもの、おもしろくないけど意味がありそうなもの。五味さんが思う宮沢賢治の生き方。職人は偉いと思っていない職人の話。とかとか! やっぱり林明子さん、谷川俊太郎さん、スズキコージさん、佐野洋子さん、好きだなあ。2019/02/14
のんたろう
4
絵本に携わる方々の対談集。二十八年前の本の復刊ということで、ファミコンとかレーザーディスクとか、時代を感じさせるものも出てくるが、対談自体は古さを感じさせない。絵本への携わり方も様々なら、向き合い方も人それぞれでおもしろい。2019/07/30