出版社内容情報
アレクシの発明、魔素結晶化装置を用いた「簡易魔力測定所」は大盛況。
A&V社の業績は右肩上がりを続ける。
大気中魔素集積装置の完成も大詰めを迎える中、それぞれの関係性に変化が訪れる。
令嬢としての自覚が芽生えたイーナ嬢と、愚かなままのエリアス王太子。
美貌はそのままに、強くたくましく成長したミーナと自信がついて男ぶりを上げたレクシー……
二人の偉業は「復讐」にとどまらず、やがて国家や世界を変えることに!
内容説明
アレクシの発明、魔素結晶化装置を用いた「簡易魔力測定所」は大盛況。A&V社の業績は右肩上がりを続ける。大気中魔素集積装置の完成も大詰めを迎える中、それぞれの関係性に変化が訪れる。令嬢としての自覚が芽生えたイーナ嬢と、愚かなままのエリアス王太子。美貌はそのままに、強くたくましく成長したミーナと自信がついて男ぶりを上げたレクシー…二人の偉業は「復讐」にとどまらず、やがて国家や世界を変えることに!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
36
ミーナの復讐がレクシーとの生活で幸せになったことがあの大団円を招きました。幸せでいるというのが何よりです。ミーナが王妃とならずにいたからこその「愛と家庭を守護するというペルトラ夫妻」と庶民の間で囁かれるのだろう。やっぱり賢いというかそつのない女性は宝ですよね。来世はミーナのようになりたいが、自己自立って結構大変ですよねぇ。どちらかというと私もエリアス殿下系の甘えたかも(-_-;)。2024/06/14
しぇん
23
前巻から準備したものを動かしていく展開に。権力に対抗するのは大変だなと。反省すべき人が反省したのは良かったので、程よい復讐で良かったなと。教皇が優秀な人で良かったなと2024/06/30
そら
8
読み放題。語り口調な文体?が読み始めは気になったものの、読み終わってみれば良い味わいになってた。ラストに向けて王太子がまともになったり、断罪が駆け足でさらっと終わってしまったけれど、話は面白かった。2024/11/29
てみさま
7
web版既読済。怒涛の展開で国家滅亡か⁉︎と思ったけど綺麗にまとまり一安心。父親の最期もあっけなかった。できれば結婚式のイラスト(背が伸びた弟と美しいミーナとレクシーの姿)も見たかったな。後々の話で、夫婦で聖人扱いっていうのが笑えた。2024/03/11
史
7
真っ直ぐではないからこそ、より優れた道にたどり着けた。それはたった一人ではなくて、みんなでね。という感じの下巻。王朝国家の過度期であるからこその、薄い打算、杜撰な計画というのかな。近世と近代の狭間な世界を上手く描いているのではないかな。ともかく、痛快あり、隙間に入るラブラブはとても味がいいかな。好きですねえ。2023/07/24