内容説明
草花をライフワークとする著者が訪れたのは、道路と電気がまだ通っていないブータンの小さな村、チモン。幸せの国の人たちに聞いた、ショーナンピュア(幸せ)とは?
目次
ブータンの理由
ブータンへ行く、その前に
いざ、ブータンへ
ブータン入国
ブータン2日目
チモン村への道
チモン村の景色
チモン村の幸せ
チモン村の夜明け
オーガニック・コットン
チモン村、最後の夜
チモン村を出発
旅はつづく―あとがきに代えて
ペマさんの幸せ―ペマさんの言葉より
著者等紹介
かわしまよう子[カワシマヨウコ]
1974年、鹿児島生まれ。2000年に7年勤めた会社を退職。東京を拠点に、雑草にフォーカスした花に関わる活動をはじめ、花の写真や、草花を美術館やギャラリー、雑誌等で発表。また、摘んだ草でごはんや酵素をつくるワークショップを開催。2009年より沖縄在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紅ずきん
2
ちょうど同じ頃、自分もブータンに行ったので楽しかった旅が蘇るかな~と思いきや、ブータンの村に道ができたり電気が通ったり便利な暮らしを求めることを一貫して否定的にとらえられていて、何だかモヤモヤした。先進国に住む私達がブータンに対して「そのままでいて欲しい」と願うのは驕りであって、それぞれが求める幸せは違う。それでも実際ブータンに行ってみると自然や家族や国を大切に思う気持ちが蘇ります。それがいわゆる「幸せ」につながるのだと思う。2014/02/27
ぽん
2
以前から私の理想の男性はブータン国王なので、何冊かブータンに関する本も読んだ。日本人が思っているほどブータンは夢の国ではない。問題点も多いし、純朴なばかりでもない。それでもやはり、私たちが無くしてしまった多くの大切なものを持ち続けている羨ましい人たちだと思う。2013/11/22
ちいさな図書館
1
心を明るく健やかに保つこと。それがすべての基本であり、幸せと平和の基本になるんだなぁ。いま、この瞬間に感謝しつつ味わって生きていきたい。すごくすごく好きになった本だ。半年ごとくらいに読みたいな。2013/10/17
ほし
0
日本人は自然を大切にとアピールしても自分の家はちゃんと団地につくってしまう。子供のために過度な衛生を求める。自分のエゴをちゃんと自覚しないとブータンから本当のところ何も学べない。2016/08/11
suzu
0
GNP[国民総生産]よりもGNH[国民総幸福量]を大切にする国、ブータン。OZmagazineの書評にも紹介されていて、かねてから気になっていたブータンの本を借りてみた。かわしまさんが感じたブータンの人びとの幸せの秘訣とは?.. 私が印象に残ったのは、大人も無理に"大人らしく"ではなくたのしく過ごせる環境、日常から幸せを感じられること、身分の違いで人間の価値を判断しないこと、他人とあまり比較しないこと、一人ひとりに自分の居場所を感じられる役割があること。自分の生き方にも参考にしたい。2013/08/18
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