内容説明
栃木県益子。古くから陶芸の里として知られた町のはずれに、スターネットはある。光がおどり、風はうたい、水がかおるところ。レストラン、ギャラリー、工房をあわせもち、必要なものは自分たちの手で作り出す。その土地に生きるさまざまな技能、思いを持つ人たちがつどい、風土や作物とのつながりの中から食を、暮らしを、衣を考え、形をあたえる場所。みずみずしい視線が見つめた、スターネットにめぐる四季の物語。
著者等紹介
渡辺尚子[ワタナベナオコ]
1968年東京生まれ。ライター、編集者。学生時代は舞台美術とフォークアートに興味を持ち、卒業後はお祭りと郷土文化が加わって、小さな旅を連ねる。出版社勤務を経てフリーランスとなり、「手から生まれるもの」をライフワークテーマに雑誌等で取材・執筆を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hiyoco
0
益子の名店「スターネット」のスタッフ側からみた取材エッセイ。筆者の読ませる力が足りないせいか、お店の良さが十分に伝わらないのは残念。こだわりの逸品が揃う実店舗は訪れてみたい。2012/05/30
AI-sun
0
栃木県益子町「スターネット」で営まれる物語を、ライターの渡辺尚子が自らの体験を通して追う物語。暮らしに対する鋭い感性にはっとさせられる。 ▼暮らすということは、それだけでいろいろな物語に満ちている。 ▼無い物ねだりや、遠い世界の事ばかり考えるのではなく、足元のことからきちんとこなすこと。 ▼日々身の回りを清め、ゼロのエネルギーを原動力にする。 ▼四季折々の自然と関わりながら生きるとは。 ▼アートとは暮らす「技術」である。——–今年の春は益子の桜が見たいな。2012/03/04
-
- 電子書籍
- [新版]日本の民話 第44巻 若狭・越…