内容説明
鉱物にあこがれること。遠い星の光に思いをはせること。鉱物写真とイラストが融合した、誰も見たことのない世界。たむらしげる作品集。
著者等紹介
たむらしげる[タムラシゲル]
1949年、東京に生まれる。桑沢デザイン研究所修了。イラストレーション、絵本、マンガ、映像作品などメディアの枠を越えて幅広く活動を展開、海外にも多くのファンを持つ。映像作品に『銀河の魚』(毎日映画コンクール大藤信郎賞、モントルー・シネマフェスティバル特別賞受賞)、『クジラの跳躍』(文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞)などがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
柊渚
19
純度の高い夢と空想が混じりあった大人の絵本。水族館の水槽のようなウィンドウに展示されたアクアマリン、ロボットの夢が空中で結晶化したフローライト。いちばんのお気に入りは美しい水晶の中に閉じこめられていた土星のお話。イラストもとても素敵で溜息…🪐2024/10/28
TANGO
18
図書館で立ち読み。大人のための絵本。鉱物にまつわる話は、不思議でどこか懐かしい。はじめて手に取ったけれど、家に置いておきたくなる本だった。クラフトエヴィングに、近い感じかな。2013/05/30
碧月
10
仕事場で見つけた水晶の群晶。いつの間にか主人公は神秘的な鉱石の異世界へと足を踏み入れていた…。初読みの作家さん。イラストの水晶の硬質な冷たさと透明感が素敵で、最初は写真を加工したものかと思ってしまいました。稲垣足穂の『一千一秒物語』を思わせる文章で、鉱石図鑑と一緒に読みたくなります。フジイキョウコさんの『鉱物見タテ図鑑』とあわせて読むと蛍石やトルマリンなどの鉱物が人によってどう見えているのかがわかって面白いかもしれません。2015/11/05
二藍
5
机上の水晶の世界に迷いこんで戻ってきた後日、語り部の男は〈鉱石標本店Krustallos〉という不思議な店を見つける。語り部と店主のホラルは、うつくしい鉱物の幻想世界へたびたび足を運び、数々の不思議と遭遇する。お話も鉱物も絵も楽しめる一冊。2015/04/12
白米
3
美しい。稲垣足穂的な世界だ。イラストもきれい。大人の絵本。2015/06/29
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