内容説明
名古屋を知ることは日本を知ること。日本は名古屋からできていた！人も街も文化も体制も！
目次
１ モノづくり（圧倒的な「モノづくり王国、愛知・名古屋」 驚くことに、４３年連続日本一；繊維、鉄鋼、自動車など、２４業種中１１業種で第１位 縁の下で日本経済を支え、常にけん引してきた「愛知・名古屋のモノづくり」 ほか）
２ 武将のふるさと（江戸大名の約７割は愛知（尾張、三河）出身 武将のふるさと愛知
江戸３００藩における「尾張武士、三河武士」の内訳 ほか）
３ 日本をつくる（人をつくる；街をつくる ほか）
４ 名古屋城と城下町（名古屋城；本丸御殿 ほか）
５ 名古屋ブランド（まもなく名古屋は、東京の経済圏、文化圏、生活圏に入る；名古屋人は、どこから来たのか？ ほか）
著者等紹介
長屋良行［ナガヤヨシユキ］
北海道旭川市生まれ。広告代理店・株式会社三晃社に勤務。愛知県や名古屋市の武将観光にかかわるプロモーションを担当。「名古屋城検定」、「名古屋おもてなし武将隊」、「徳川家康と服部半蔵忍者隊」を企画（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ひろし
81
他の城に先駆けて始めた名古屋城おもてなし武将隊や、全国の戦国武将のルーツが愛知県内にあることをPRする武将観光など、名古屋の観光に携わってきた著者の、名古屋人のシビックプライドを掻き立てるネタを詰め込んだ地元本である。刺さったエピソードとしては、元祖二刀流・剣豪宮本武蔵が仕官先を求めて尾張藩を訪れ、名古屋城本丸御殿で御前試合を行ったという話。復元された本丸御殿は真新しいが、江戸初期に建てられた頃にこんな話があったと思うと、お城の歴史の重みを感じることができるように思う。2022/08/31
えすてい
7
今日の中日新聞で紹介されてた。全国の大名の多くが愛知県出身なのは知ってたが、尾張と三河では言葉や気質が異なる。現に愛知県では尾張と三河を厳密に区別する。しかし、古くから人やモノが集まってた尾張の新しいもの好き気質に保守的で我慢強い三河気質が合わさりそれに家康以来の朱子学を組み合わせた気質が、名古屋人の矛盾した気質と行動を形成させたという。その一方で名古屋城が近世城郭の完成形であるがゆえにそれ以降それを超越する城が作られなくなったのと同じく、名古屋のまちづくりの矛盾もそれにつながってるというのだ。2022/08/24
みさと
4
名古屋おもてなし武将隊をプロモートした著者が語る名古屋愛が全開の本。ここで言う「名古屋」は愛知県＋αの名古屋文化圏のこと。江戸時代の大名の約７割が尾張・三河出身だった。彼らが全国に築いた城郭・城下町が現在全国の県庁所在地になっている。つまり、名古屋出身者が日本の基礎を築いたのだ。日本人の気質と考えられている真面目、謙虚、我慢強い、マナーなどは三河人の気質。芸能、娯楽、商売は尾張人の気質。日本人の精神的DNAは名古屋のDNA。名古屋を知ることは日本を知ること。名古屋人は名古屋の優れたところをもっと知るべき！2022/09/07
ミッキーの父ちゃん
1
派手好きなのに倹約家、大人しいのに我が強く、閉鎖的なのに会話好き… そんな名古屋人気質を北海道人から言われると、納得感が高いのは何故だろう？…2022/06/29
