内容説明
雨の日には雨の雫を観察し、原種のメダカを優しく育て、「愛・地球博」では小さな外交を重ねる日々。こころとからだが大きな環境の変化を受け入れたあとには、意外な楽しみが待っていた。なにげない日々の暮らしをいとおしむ。書き下ろし暮らしのエッセイ。
目次
散ってこそ桜
結ぶ雫、落ちる雫
わが家のガードマン
朝顔一輪
メダカの輿入れ
木蔭が恋しい
青虫とひよどりとカラス
夕焼けは熱いかしら
コート
抜けたトンネル〔ほか〕
著者等紹介
松原喜久子[マツバラキクコ]
旧満州国撫順市に生まれる。子育てのなかで児童文学と出会い、自らの体験を昇華させた「ひみつシリーズ」を完成させる。夫が市長になって八年。忙しい夫とのふたりだけの生活にも慣れ、近々は、ことばだから表現できる世界をと、身辺観察を楽しむ。日本ペンクラブ、中部児童文学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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