内容説明
イモムシ、ケムシは虫嫌いアンケートでも、ゴキブリ、クモに次いで上位に位置するもの。しかし、彼らは蝶になり、美しい蛾となる。たまたま出会ったクロメンガタスズメに魅せられ、ついにゲッチョ先生こと盛口先生はクロメンガタスズメのイモムシを飼うことに…。ナメクジ熱発症につづくイモムシ熱の行方は。
目次
1章 虫嫌い
2章 街中の虫
3章 髑髏のガ
4章 イモムシを追う
5章 月光のチョウ
6章 イモムシ・マスク
7章 滲み出す自然
著者等紹介
盛口満[モリグチミツル]
エッセイスト。1962年千葉県に生まれる。千葉大学理学部生物学科卒。1985年より自由の森学園中・高等学校の理科教員として生物を担当。2000年、同校を退職した後、沖縄の珊瑚舎スコーレの活動に関わる。2007年より沖縄大学人文学部こども文化学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さきん
20
今回のテーマはイモムシと言いつつも、著者とゲッチョがハマっているスズメガの幼虫についてが多い。沖縄にくるスカシバ、スズメガは聞いたことも見たこともない種が多い。チョウとガの違いを歴史から追って解説してあったり、著者はさながら虫の伝道師といった感じだ。2018/06/17
ケロたん
0
仕事がらイモムシ・毛虫に出会います。が、じっくりと観察した事がありません。でも、指でつついてイナバウワーさせて楽しんでます。2014/07/02
のりゆー
0
いつものゲッチョ本クオリティ。今度芋虫を見つけたら顔をのぞいてみよう。2012/06/19
偽読日記
0
昆虫本はかなり好きです。昆虫学者小松貴が書いた「裏山の奇人―野にたゆたう博物学」は私の絶賛本。この本を読んで以来、面白そうな昆虫本があると、ついつい図書館に注文してしまう。この本もその脈絡で借りてきたもの。でも、この本、妙に面白くない。どうしてなのかは分からない。イモムシ=蛾や蝶だからかもしれない。私は体の堅い昆虫に興味があるのかもしれない。とにかく途中で面倒になって、読むのを中止。著者には申し訳ないけれど、関心を持てないのだから仕方がない。2020/12/10
oraisony
0
著者や著者の周りの人達がどのように虫と関わっているか、虫を好きだったり嫌いだったりするきっかけやどんな風に好きだったり嫌いだったりするのかというのを観察したり聞いてみたり考察してみたりが面白い。関わり方や口に出すときの表現の仕方で、同じ虫に対する気持ちが変わるというのも気をつけたいと思った。何がイモムシなのか、いつからイモムシと呼ばれていたのかなんていうのも調べられていて興味深かい。2018/07/31
-
- 電子書籍
- 毒蛇転生(4)毒沼に落とされたいじめら…
-
- 電子書籍
- 死がふたりを分かつまで19巻 ヤングガ…