内容説明
警視庁捜査一課強行班の樋口顕警部補は東京・荻窪で起きたデートクラブの支配人の刺殺事件を追っていた。目撃者によると、事件後、現場から逃走する少女の姿があったという。捜査本部はその少女「リオ」に容疑を深めるが、樋口は直感から潔白を信じる。だが、「リオ」の周囲で第二の殺人が…。刑事たちの奮闘をリアルに描いた長編本格警察小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アッキ@道央民
35
ドラマでも見ているけど、原作を読んでみたいなと思っていた。樋口顕シリーズの第1作。最初はどこか自信無さげで、ドラマで見る樋口顕のイメージとは違うなぁという印象。デ-トクラブの経営者の男性が殺害されて、現場から立ち去る美少女が目撃される。最初は捜査本部のいわゆる組織の一員として捜査に加わっていた樋口。だが、容疑のかかった少女に関わった事で疑問も。秩序を重んじる姿勢が、団塊の世代への反発から来ていたり、樋口顕の人物像の深みは原作ならではかな。隠蔽捜査シリーズに比べて地味な印象もあるけど、続編も読んでいこう♪2022/02/15
まいさん
6
警視庁強行犯係・樋口顕シリーズ1作目。樋口は、隠蔽捜査の竜崎や安積班シリーズの安積班長とはまたちょっと違った人物像で自信無さげな刑事という印象だが、上司の信頼は厚い。お馴染みの池田管理官や田端捜査一課長も登場。2022/10/20
うさぎや
6
樋口顕シリーズ1巻。なかなか時代を感じる……そして樋口さんいろいろと悩みすぎ……(笑)2022/08/08
45 ぴよ
5
10年以上前に読んだのですが、内容全く覚えていなかったので再読ー。3つの殺人事件の現場で目撃された美しい少女が容疑者に。樋口刑事が事件を解決していく話。安積班長とは違った人柄で好感が持てるのですが、少々学生運動云々のところがだらける印象でした。2020/03/25
ひ※ろ
3
★★★★☆2014/05/24