涙の取材手帳

鬼沢 慶一【著】

幻冬舎（2000/02発売）

• サイズ B6判／ページ数 258p／高さ 20cm
• 商品コード 9784877283605
• NDC分類 770.4
• Cコード C0095

内容説明

あの時、スターたちに何が起こっていたのか。裕次郎、勝新、百恵、聖子…そして梅宮アンナ破局騒動まで、幻の大スクープの数々。

目次

国民的大スター裕次郎のあまりに切なすぎる怒り
開始直前の意外な頼まれごと　勝新、最後の会見の舞台裏
「アイドル」の王道・郷ひろみという男
百恵への史上最大の取材攻勢・ハネムーン会見の密約
毎朝、玄関を出るたび、死の恐怖を感じていた裕次郎
「裕ちゃん、時代劇はやめろ」刎頸の友、裕次郎と勝新
生涯忘れられない張り込み・寅さんが結婚を認めた一枚の写真
長渕剛からの挑戦状・遠まわりの家族愛
「影武者」降板にみる役者・勝新の生きざま
ご祝儀を知らなかった黒柳徹子・スターたちの冠婚葬祭〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[史]

芸能界の悲喜交々。そんな姿を見てきた芸能レポーターの本。そこに映る姿はドラマ以上にドラマチックにすら思えてくる。勝新太郎と稲葉浩志の話を読んでみたくて手に取ったわけですが、それ以外にもインターネット時代以前の芸能界の濃さがこれでもかと味わえる内容となっております。もちろんある程度の誇張やフィクションな部分もあるとは思いますが、しかし今とは違うそのピリピリとしたものは真実であろうとなかろうと関係ないでしょう。読書メーターの登録ゼロの本であったけれども、中々の書籍でございます。

2025/03/01