感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
262
『マザーグース』の翻訳はたくさんあるけれど、これは谷川俊太郎の訳に堀内誠一の絵を付したもの。第1巻には「ハンプティ・ダンプティ」を含む30篇の歌を収録する。谷川訳は、数字以外は一切漢字を用いずに、ひらがなで表記することでやさしさ(優しさand易しさ)を確保しつつ、リズミカルに歌い上げるのが特徴。また、堀内の絵は巻頭のシャガールを強く意識した絵もそうだが、全ページにわたって西欧風の絵本に仕立てている。二人のマッチングも最高!2024/12/14
なお
39
『マザー・グースのうた』はイギリスで古くから口誦によって伝承されてきた童謡や歌謡。第1集は『ハンプティ・ダンプティへいにすわった』『ロンドンばしがおっこちる』等の30篇。分かりやすい言葉でリズム良く、繰り返しや韻を踏んでいるような訳が楽しい。イラストレイションは堀内誠一さん。可愛らしくてお洒落、どこか不思議な世界観がピッタリ合っている。谷川さんの翻訳された児童書や絵本はいいな。今年も色々な事がありました。来年も好きな事をしていけたらと思います😄読メの皆様、ありがとうございました。良いお年をお迎えください🥰2024/12/30
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
グループ交流会おすすめ絵本 イギリスに昔から伝わるわらべうた。「ロンドン橋落ちた」は歌えます。これはジャックのたてたいえ、は絵本や紙芝居になってます。『 えっさか ほいさ / ばらはあかい / おとこのこって なんでできてる?/ なきむしくん / ミルクよ バターになっとくれ / バンベリーの まちかどへ / にわのことりが いしにとまって / わんわんほえるの いぬですね / うつくしいのは げつようびのこども / フェルせんせい ぼくはあなたがきらいです / ねぼすけくん ぐずぐずくん →2017/03/29
tkkr
10
巻末に英語の原詩が載ってるのがうれしい。谷川さん曰く、日本語による作品として読んでもらう気はあまりなくて、紹介のための資料として作ったそう。でも、日本語にしても不思議なリズムはなんとなく分かったり、日本語では突拍子もない単語の組み合わせに思えた部分も英語だと韻をふんでいて小気味よいリズムであったり、面白い気付きがありました。日本のわらべうたにも共通する、なんでこんなへんてこな歌われてきたんだろうという、謎。2017/06/11
7a
7
五冊まとめて図書館から借りてきた。おとこのこはかえるとかたつむりとこいぬのしっぽでできていて、おんなのこはおさとうとスパイスとすてきななにもかもでできているそうです。谷川さんのノミのピコは「これはジャックのたてたいえ」のオマージュだったのね。2018/07/21