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内容説明
ねことの暮らしは不思議がいっぱい。こころに染みる珠玉の「ねこ話」。
目次
こうして猫がふえたりへったり
鈍たちとやま猫
子供の制服
猫の不思議話
招く猫
コーヒーブレイク 猫談義
著者等紹介
やまだ紫[ヤマダムラサキ]
漫画家・エッセイスト・詩人。東京都世田谷区に生まれる。1969年『COM』5月号にてデビュー。『COM』廃刊後は『ガロ』に発表の場を移す。結婚・育児による休筆ののち1978年に復帰。まったく新しい才能あふれた作品の数々は、その後の漫画業界に大きな影響を与え、漫画、詩、エッセイの多方面で活躍。2009年5月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
31
やまだ紫の猫を描いた話ばかりを集めた『ねこのふしぎ話』。猫漫画で言えば『性悪猫』という名作があり、詩画集『樹のうえで猫がみている』もあるやまだ紫だが、彼女にとって猫は、日常そのものだったのだなと、本巻を読んで改めて思う。猫との暮らしを綴ったエッセイ漫画「こうして猫がふえたりへったり」が特にいい。大変だとわかりながらも仔猫をもらってきたり、迷い猫を保護したり、それは猫好きという動機とは別の、何だかもうほっとけないというシンプルな気持ちがそうさせているのだろう。(つづく)2021/08/15
Sakie
14
描かれたのは昭和。人と猫の距離感って、いつの時代もこんな感じなんやろなあ。いるのが当たり前の日々。ちょっとうっとうしい日もある。でも笑えるわけでもない、泣けるわけでもない、ほんの小さなエピソードがとても大事で。でも言葉にしたらやっぱりあまりに些細で、他人には届かなくて。『こんなに 問いかけてくる瞳の奥が 空っぽなわけがないよね』。逝った猫への消えることのない追慕の気持ちも、その気配が家の中に現れるのを心待ちにする気持ちも、この著者なら当たり前のことのように「わかるわ」と言ってくれそうな気がした。2021/12/02
れい
7
【図書館】1980年代に描かれた本。当時はまだコロナ禍のようなペットブームでは無かったはず。その頃から動物の話は需要があったんだなぁ。著者はどうやら故人らしい。いつの時代も動物を愛する心に変わりはないんだろうな。木も動物も人もその命は等価という考え、私も納得するなぁ。2025/04/11
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