内容説明
家事や育児が女性にかたよりがちなこと、女性をもっぱら性的対象として扱うこと、職場で出身国や民族を貶める文書をまかれること、容疑を否認すると長期に拘留されること…、国際人権法で見てみるとそれって人権問題。
目次
第1章 学ぶ権利を守る―教育のために予算を充てる国の義務
第2章 同意のない性交は犯罪―性暴力被害の実情に応じた2023年の刑法改正
第3章 ビジネスと人権―性的搾取の上に成り立つビジネスは許されない
第4章 家事労働のかたよりと女性の権利―経済的・社会的平等と家事労働分担は車の両輪
第5章 民族的差別を受けない権利―会社による差別をやめさせるには
第6章 外国人の人権―外国人でも、在留資格がなくても、国が守るべき人権がある
第7章 刑事手続における人権―経済安保の名による人権侵害
著者等紹介
申惠〓[シンヘボン]
青山学院大学法学部ヒューマンライツ学科教授、青山学院大学スクーンメーカー記念ジェンダー研究センターセンター長。1966年東京生まれ。1993年ジュネーブ国際高等研究所修士課程修了、高等研究ディプロマ(DES)取得。1995年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了、法学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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