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小学館文庫
宙ごはん

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  • サイズ 文庫判/ページ数 464p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094074437
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

本屋大賞ノミネート作、待望の文庫化!

宙には、育ててくれている『ママ』と産んでくれた『お母さん』がいる。厳しいときもあるけれど愛情いっぱいで接してくれるママ・風海と、イラストレーターとして活躍し、大人らしくなさが魅力的なお母さん・花野だ。二人の母がいて「さいこーにしあわせ」だった。
宙が小学校に上がるとき、夫の海外赴任に同行する風海のもとを離れ、花野と暮らし始める。待っていたのは、ごはんも作らず子どもの世話もしない、授業参観には来ないのに恋人とデートに行く母親との生活だった。
代わりに手を差し伸べてくれたのは、商店街のビストロで働く佐伯だ。花野の中学時代の後輩の佐伯は、毎日のごはんを用意してくれて、話し相手にもなってくれた。ある日、花野への不満を溜め、堪えられなくなって家を飛び出した宙に、佐伯はとっておきのパンケーキを作ってくれ、レシピまで教えてくれた。その日から、宙は教わったレシピをノートに書きとめつづける。
──きっと、この物語はあなたの人生を支えてくれる。
文庫化にあたり、単行本の初版カバーに掲載した掌編に加え、書き下ろし掌編を収録。
解説は、作家の寺地はるなさん。


【編集担当からのおすすめ情報】
解説は、作家の寺地はるなさん。

内容説明

宙は小学校に上がるのを機に、育ての母・風海(ママ)のもとを離れ、産みの母・花野(お母さん)と暮らし始める。家事をせず、イラストレーターの仕事を最優先にする花野との生活を支えてくれたのは、商店街のビストロで働く佐伯と家政婦の田本だった。花野への不満を募らせて家を飛び出した宙に、佐伯はパンケーキを作ってくれた。その日から、宙は佐伯から料理を教わり、レシピをノートに書き続けていく―。2023年本屋大賞にノミネートされた話題作。文庫版には、書き下ろしを含む2本の掌編を収録する。

著者等紹介

町田そのこ[マチダソノコ]
1980年福岡県生まれ。福岡県在住。2016年「カメルーンの青い魚」で第十五回「女による女のためのR‐18文学賞」大賞を受賞。2017年、同作を含む短編集『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』でデビュー。『52ヘルツのクジラたち』で2021年本屋大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

荒川叶

42
塗り重なった過去の辛い出来事、離れない感情にずっと苦しんでる人がいる。呪いのように染み付いた感覚から逃れようとしても、本来の感覚がわからなくなっている。 傷ついて包帯で隠した傷口を直すには、大切にしてくれる誰かと過ごし、大切にしていく時間を重ねるしかない。1枚ずつ包帯を剥がすには時間をかけてゆっくり傷口に向き合うしかない。そして傷口と直接向き合う時がきて直ったなら、きっと困っている人に手を差し伸べられるようになる瞬間でもあると思う ※本書の一部言葉について私の言葉に変え感想書かせていただいてます。 2025/03/13

よっち

24
育ててくれたママと産んでくれたお母さんがいる小学生の宙。育てのママ・風海が夫の海外赴任に同行することになり、産んでくれたお母さんの花野と同居を始める家族の物語。花野と一緒に暮らし始めた宙が直面する、ご飯も作らず子供の世話もしない、授業参観には来ないのに恋人とデートに行く母親との生活。けれどそんな彼女を支えてくれる人たちがいて、成長していくとまた違う一面も見えてきて、いろいろな人たちのとの大切な出会いや、哀しい別れも経験しながら、成長してゆく宙と周囲のひとたちとのかけがえのない日々はなかなか良かったですね。2025/03/06

nafko

18
文庫にて再読。何度読んでも「大人たち!しっかりして!」と思う。マリーちゃんと宙が互いを励まし合って別れる場面とか、小学生にこんなセリフ言わせるなと両方の親に言いたい。もう、しっかりしててえらいねとは思えない。痛々しい。もっと駄々こねていい年なのに。文庫化にあたって、何か追加されるのかと期待していた。遠宮くんとのその後だといいと。追加されたのはやっちゃん視点のショートショートと、ビストロに寄せられた手紙だった。やっちゃんのパンケーキは人々を救い続ける…。巻末の解説を寺地はるなさんが書いてるのもよかった。2025/05/31

ぴ〜る

16
ずーっと胸がキュッとなって泣きたくなっていた。最初はその人の表面だけを見てイラッとしてしまったりしたけれど、女だから、男だから、母親だから、父親だから…当たり前だろって思ってしまう気持ちが何処かにあったんだろうと思う。それができない人間もいて、そんなダメさも含めてフォローし合いながら、理解し合いながら相手を認めて生きていけたらどんなにか優しい世界になるんだろう。。。やっちゃんの存在はとてつもなく大きくてだからこそ真っ直ぐに優しい宙が築き上げられたんだろうなぁ。この世界が優しさに溢れる世界でありますように。2025/04/01

本屋が山田

15
実の親であるとかないとか、血の繋がりがあるとかないとか、親がご飯を絶対に作らないといけないとかはあまり関係ないのかも。誰かが愛情を持って接してあげれば子供は勝手にちゃんと育つ。食×町田作品。ほんわか系かと思いきや、幸も不幸も書き分ける町田さんだけあってか、やはり良い人間もめんどい人間もちゃんと描く。爽やかな料理の中に不幸というスパイスを入れてくるので、ああまたかと箸を置こうとする。そんな中でもやっちゃんという料理人が味を整え、料理に華を添える。ベタだけど良い話だな。2025/04/11

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