内容説明
日本留学、日本人伯爵との政略結婚の果てに、心の病を得て「もの言わぬ人」となった朝鮮王朝最後の王女、徳恵翁主。だが“悲劇のプリンセス”としてのみ語られてきた彼女には、輝くばかりの言葉の精華を紡ぎ、「詩の天才」と呼ばれた少女時代があった―その「言葉」を追い、新発掘の資料から描破する決定版評伝。
目次
第1部 朝鮮(徳寿宮の歓び―幼年時代;日本人児童とともに―京城・日出小学校その1;花開く詩才―京城・日出小学校その2 ほか)
第2部 日本(異郷につむぐ和歌―東京・女子学習院その1;別れの数々―東京・女子学習院その2;発病、そして結婚へ―東京・女子学習院その3 ほか)
第3部 大韓民国(再びの祖国。蘇る「びら」の思い出)
著者等紹介
多胡吉郎[タゴキチロウ]
作家。1956年東京生まれ。1980年、NHKに入局。ディレクター、プロデューサーとして多くの番組を手がける。2002年、ロンドン勤務を最後に独立、英国に留まって文筆の道に入る。2009年、日本に帰国(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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