内容説明
三井三池炭鉱の炭じん爆発によるCO中毒患者の救援活動をはじめ、丸木位里・俊「原爆の図」をみる会、「抱きしめてBIWAKO」などの市民運動、さらに生活協同組合エル・コープなどにもかかわりつつ、激動する戦後の時代を、イデアを求めて生き抜いた一社会運動家の貴重な証言。
目次
賃労働者の暗黒の世界(一九七〇年代)―三井三池CO裁判闘争
実在的生産過程の弁証法(一九八〇年代)―市民運動と労働組合運動
協同社会へ(一九九〇年代)―ベルリンの壁の崩壊と生活協同組合エル・コープ運動
イデアの崩壊(一九五〇年代)―ハンガリー事件とアヴァンギャルド
マルクス主義の思想原理(一九六〇年代)―梯経済哲学と全共闘運動
付 子どもが育つ・子どもと育つ・子どもを育てる―生活クラブ生協大阪の“里子屋運動”の展開
著者等紹介
金森昂作[カナモリコウサク]
1933年4月京都生まれ。経済哲学者・梯明秀に師事。三井三池CO中毒裁判闘争支援「抱きしめてBIWAKO」市民運動、生活クラブ生協京都エル・コープ運動等に参加。2009年11月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。