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目次
1章 学校生活(中学校に入って白いカラーの詰め襟が制服になった;『中学時代』や赤尾の豆単で丸暗記に精を出した;ディス・イズ・ア・ペン。英語の授業は大嫌いだった ほか)
2章 遊び(アトムと鉄人28号は戦後最大のヒーローだ;月光仮面;剣をとっては日本一に…少年はみんなチャンバラ中毒だった ほか)
3章 流行(伊東に行くならハトヤ…のCMは昭和三十六年に始まった;「てなもんや」から「シャボン玉」へ。至福のひと時だった日曜夜六時台;おそ松くん ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
青乃108号
138
俺より一世代前の話が主なので、直接見聞きしたものは殆んどなかったけど、昭和、あの何も無かった時代を懐かしみノスタルジーに浸り、癒しのひと時を得る事が出来た。エッセイとしては正直、そんなに上手くないし面白い訳でもないがイラストが多数掲載されていて良い味を出している。「図鑑」という表題なのでもっとイラストがメインであった方が良かったな。考えてみれば俺って昭和、平成、令和と時代の激動と共に生きてきたんだなあ。一番良いタイミングで生まれて、いろいろ見てきて、良い人生だったなあと改めて思った。まだ終わりじゃないよ。2025/05/06
KAZOO
99
私と比較的年齢の近い人が昭和30年代についての様々な話題を描いてくれて楽しんで読みました。フラフープや抱っこちゃんなどがものすごく流行ったことでデパートに開店前から並んで買いに行ったことなどを思い出しました。また「渡辺のジュースの素」などという粉末も懐かしい思い出です。すべてイラストで描かれているのもいい感じです。貴重な資料集となります。2025/05/12
yamatoshiuruhashi
56
著者、本書のイラストレーター、お二人のことは全く知りませんでした。タイトルから昭和30年代に幼少年期を過ごした人たちが当時を回想浸る本かと思い自分たちの世代かと興味覚え手にする。表紙の美空ひばりの絵で書名に微かな違和感を感じたのだがやはり。著者は昭和17年生まれ。昭和30年には既に中学生。そこから大学出るまでの世代だから、幼少年期と思春期・青年期を迎えるギャップはサブカルチャーの受け止め方としてギャップが大きい。ディテールが知れて面白いことも多いが。団塊の世代のための本ですね。(著者は本年で81歳か)2023/03/12
chatnoir
13
昭和17年生まれなら父とほぼ同じ年代。戦中戦後を過ぎて古き良き昭和に入ったころの著者の思い出。若大将も裕次郎も慎太郎も現役アイドル(笑)怪獣映画も最初から見ている世代。でも、私にも懐かしいものがたくさんあったよ。人種差別と言われて消えたカルピスのカルピスの初期のキャラクター。甘味料が原因でなくなった粉ジュース...(私の幼少期には別な甘味料のものが普及していた)。手塚治虫に赤塚不二夫。いろいろ懐かしく楽しめた。うらやましいのは生モンローに遭遇しているらしき事!2025/04/19
kenyoi
6
筆者が自身の昔話を基にして、昭和30年代ごろの生活、文化などを映し出す。平成生まれの私には、初めてのことばかりで面白かった。2011/07/28