内容説明
わかりづらい国家予算の使い道を解説。今あきらかになる、「日本」の家計簿!
目次
第1部 総論(国家予算は国の戦略;一般会計の中身 ほか)
第2部 一般会計(社会保障関係費―安心して生活するためのお金;文教及び科学振興費―教育・科学のお金 ほか)
第3部 特別会計(交付税及び譲与税配付金特別会計―地方のためのお金をまとめた会計;地震再保険特別会計―巨大地震に対応するための政府保険の会計 ほか)
第4部 政府関係機関(沖縄振興開発金融公庫―沖縄のための政府系金融機関;株式会社日本政策金融公庫(JFC)―国民のための政府系金融機関 ほか)
第5部 独立行政法人(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO))
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
21
国家予算を見れば、国の戦略や進もうとする方向性がわかる。予算書を通じて日本政府の国家予算の使い道を解説する1冊。政策に基づいた予算編成はどのようにして行われるのか。プロセスや一般会計の使途別分類、予算額の55%相当は特別会計に繰り入れられている現状や、一般会計・特別会計・政府関係機関・財政投融資・独立行政法人といった国の予算を支える複雑な財政構造があって、どのような項目があり、どんなことに使われているのかを解説していて。いかに国家予算が複雑で、特別会計が増えていくほど分かりづらくなるのかよくわかりました。2025/03/13
Katsuto Yoshinaga
8
行きつけの美容室での床屋政談で税金と国家予算の話になり「二百何十兆円も何に使うねん」と語ったところ、「んなに予算ないでしょ。ほら、百ん十兆円ですよ」と美容師がスマホで確認していた。「あれっ?」と思って本書を読む。一般会計、特別会計、政府関係機関の章立で、主要経費、省庁毎の配分が解説されており、なかなかわかりやすい。しかし、こういう解説書を頼らなければならないほど日本の徴税理由とその根拠は解り難い。先日読んだ「まさかの税金(三木義一)」にあった「国民に税金をわかりづらくしている」と符合する。(コメに続く)2025/03/03
とく たま
6
想像はしていたが、多岐にわたるに想像を絶する。予算国会があの時間で済むのは、官僚の仕事かな?! 一概にこらゃ無駄遣いじゃというには、見識不足かな・・・・言いたいけど😱2025/04/20
Go Extreme
1
国家予算構造:一般会計 特別会計 歳入 歳出 社会保障費 国債費 防衛費 公共事業 教育振興助成費 予算編成と制度:概算要求 財務省査定 閣議決定 国会審議 暫定予算 補正予算 行政事業レビュー 政策優先順位 税収 公債 特別会計と財源:年金会計 地方交付税会計 災害復興会計 外国為替会計 保険料収入 繰入金 給付金 補助金 歳入構造 政府機関と役割:内閣府 各省庁 独立行政法人 公共サービス 医療 教育 科学技術 国際協力 展望:高齢化 財政健全化 透明性欠如 財政硬直化 財源確保 無駄削減2025/03/25
O次郎
0
国家予算についての解説書。予算の形や使途については分かりやすいが、あり方を論じるというよりはあくまでも解説に終始するという形。専門家による政策評価ももう少し読んでみたかった2025/03/05
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