内容説明
欧州特許・商標弁護士として滞欧40年。不可解で時に理不尽なパリのビジネスライフ。仕事を抜け出し、カフェで冷たいビールに口をつけ、思いを巡らす異文化考。
目次
シャーデンフロイデ(他人の不幸を喜ぶ気持)―カフェ・ビア・ステーションにて。マクマホン通り、パリ一七区
ダーク・マター(人の眼に見えないもの)―カフェ・ル・オッシュにて。オッシュ通り、パリ八区
プリュ・サ・シャーンジュ(世は変わり変れど)―シャトレ広場のカフェにて。パリ一区と四区の境目
ラ・ファム・エ・ラヴニール・ドゥ・ローム(女は男の未来)―ハッピーアワーのカフェにて。ボエシ通り、パリ八区
ツアイトガイスト(時の移ろい)―ムッシュー・ル・プランス通りのカフェにて。パリ五区
ロイコデルマ(白い皮膚)―文化カフェにて。サン・ドニ大聖堂の前、地下鉄一三番線終点
ネポティズムとクローニイズム(同族登用と愛顧主義)―カフェ・ラ・フラムにて。ワグラム通り、パリ八区
イッヒ・ビン・アイン・ベルリナー(我はベルリン市民なり)―ツム・アラビッシェン・コーヒーバウムを探して。ライプチッヒ
エリーチズム(選良主義)―カフェ・ド・ラ・コメディにて。参事院の前、パリ一区
コミュノタリズム(多文化共同体群)―カフェ・エロラにて。デカルト通り、パリ五区〔ほか〕
著者等紹介
内田謙二[ウチダケンジ]
福岡県で育ち、東京大学農芸化学科卒。日本での企業生活ののち渡仏。パリ大学理学博士。チューヒンゲン大学、チューリッヒ工科大学、フランス鉄鋼研究所などで研究。ストラスブルグ大学法科修士。1995年欧州特許弁護士、96年欧州商標弁護士取得。パリ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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