内容説明
「日本人としての責任」をめぐって―半難民=在日朝鮮人の視座から、自らの国民的特権に無自覚な日本人マジョリティの戦争・戦後責任を鋭く問う。『分断を生きる』に続く待望の第3評論集。花崎皋平氏との論争を収録。
目次
身を灼く恥
母を辱めるな
民族差別と「健全なナショナリズム」の危険
「日本人としての責任」をめぐって―半難民の位置から
「日本人としての責任」再考―考え抜かれた意図的怠慢
あなたはどの場所に座っているのか?―花崎皋平氏への抗弁
「エスニックス・マイノリティ」か「ネーション」か―在日朝鮮人の進む道
在日朝鮮人は「民衆」か?―韓国民衆神学への問いかけ
記憶・証言・断絶―植民地認識の継承に関する私論
いま、国家とどう向きあうか〔ほか〕
著者等紹介
徐京植[ソキョンシク]
1951年京都市に生まれる。1974年早稲田大学文学部(フランス文学)卒業。現在、東京経済大学教員(人権とマイノリティ)
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